ビルゲイツという人物をご存じでしょうか?
かつて世界長者番付で21年連続1位になったほどの人物です。
世界長者番付で21年連続1位になるほどの人物の資産はどのくらいなのでしょうか、またビルゲイツとは一体何者なのでしょうか?
そこで今回は、ビルゲイツの資産はどのくらいなのか、ビルゲイツについて解説します。
ビルゲイツの資産はどのくらい?
ビルゲイツという人物を知っている人はどのくらいいるのでしょうか?
最近は、表立って何らかの活動をしていないため、若者の中にはビルゲイツを知らないという人もいるかもしれません。
ビルゲイツは、マイクロソフトというソフトウェア開発会社の共同創業者で元会長、現在は顧問として関わっています。パソコンを使用したことがある人は、ほとんどの人がビルゲイツにお世話になっていると言っても過言ではありません。
2000年1月に最高経営責任者(CEO)のポジションを譲ってからは他の会社の共同創業者になったり、慈善活動に取り組んだりしています。
一線を退いても、保有している株の配当を受け取れるため、資産はさらに増え続けています。
ビルゲイツの資産はどのくらいなのでしょうか?
世界長者番付でビルゲイツの順位を見ていきましょう。
2019年の世界長者番付
アメリカの雑誌の1つである「フォーブス」が発表している2019年の世界長者番付では、世界で最も多くの資産を持っている人のトップ4は以下のような結果になっています。
- 1位:ジェフベゾス
- 2位:ビルゲイツ
- 3位:ウォーレンバフェット
- 4位:ベルナールアルノー
それぞれの人物がどのような人物なのか、またどのくらいの資産を持っているのか詳しく見ていきましょう。
1位:ジェフベゾス
世界で最も資産を持っている人に輝いたのはジェフベゾスです。
ジャフベゾスという人の名前を聞いてピンとこない人もいると思いますが、日頃買い物でお世話になっている人も多いAmazonの創業者です。
ジャフベゾスの総資産は1,310億ドルで、1ドルを110円で換算すると14兆4,100億円の資産を持っていることになります。ビルゲイツの22年連続長者番付1位を阻止した人物で、IT社会が到来することを予見し、インターネット書店を1995年に立ち上げて成功を収めました。
昔から宇宙への関心が高かったこともあり、2000年には民間の宇宙開発会社であるブルーオリジンを設立しています。
2位:ビルゲイツ
2位はジェフベゾスに抜かれるまで、21年連続で世界長者番付の1位を獲得していたビルゲイツです。
従来のパソコンは高額で、個人がとても手に入れられるものではありませんでした。
しかし、ビルゲイツが研究に研究を重ねたおかげで、一人一台パソコンを持てる時代になりました。
現在のパソコン市場の約90%は、ビルゲイツが開発したWindowsといったソフトウェアが占めています。総資産は965億円で、日本円に換算すると10兆6,150億円です。
マイクロソフト社の株価上昇の影響を受けて、2019年の世界長者番付では再度世界1位に返り咲いたという噂もあります。
病気や貧困撲滅といった慈善活動に力を入れています。
3位:ウォーレンバフェット
ウォーレンバフェットとは、資産運用をしている人は、一度は耳にしたことがある人物ではないでしょうか?
「投資の神様」とも呼ばれている人物で、バークシャーハサウェイという会社の会長兼CEOです。
リスクヘッジの観点から比較的短期間の売買が好まれる昨今において、自分の気に入った会社の株式を長期間保有する方法で安定した利益を得ています。
総資産は825億ドルで、日本円に換算すると9兆750億円です。これだけ多く資産を保有しているにもかかわらず、日常生活ではクーポン券を使うといったように倹約家としても有名です。
資産のほぼ全てをビルゲイツが行っている慈善事業の財団に寄付しています。
4位:ベルナールアルノー
世界長者番付の上位3人の国籍はアメリカでしたが、4位はフランス国籍です。
ベルナールアルノーは、LVMHおよびクリスチャンディオールの大株主で、両者の会長兼CEOです。
ディオールやルイヴィトンなどの高級ファッションブランドを手中に収めていることから「フランスファッション界の帝王」という異名を持っています。
総資産は760億円で、日本円に換算すると8兆3,600億円です。2年連続で欧州一の富豪となっており、冷徹かつ攻撃的な経営戦略で資産を順調に増やしています。
日本人は上位10位にはいない
日本にも世界に通用する大企業が多く存在しているため、世界長者番付のトップ10の中に日本人もいると思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、残念ながら日本人はトップ10には入っていません。
2019年の世界長者番付のトップ100にランクインした日本人は以下の3人です。
- 41位:柳井正
- 43位:孫正義
- 69位:滝崎武光
それぞれの人物の特徴とどのくらいの資産を持っているのか詳しく見ていきましょう。
41位:柳井正
柳井正は、ファーストリテイリングの創始者です。
また、ファーストリテイリングの会長兼社長、ジーユーの会長、ソフトバンクグループの社外取締役を担っています。
総資産は222億ドルで、日本円に換算すると2兆4,420億円です。現役なので、会社からの給料だけでなく配当所得が加算されるほか、株価上昇による資産増加の影響を受けるため、来年さらに順位が上がる可能性が高いと言えます。
43位:孫正義
孫正義は、ソフトバンクグループの創始者です。
また、ソフトバンクグループの会長兼社長、ソフトバンクの会長、ヤフーの取締役、スプリングの会長、アームの会長、アリババの取締役など複数の役を担っています。
総資産は216億ドルで、日本円に換算すると2兆3,760億円です。日本を代表する大企業ですが、投資した企業の業績が悪かったことが影響して株価が下落しており、現在の順位になっています。
柳井正との差が大きくはないため、2020年の世界長者番付では入れ替わっている可能性もあるので次回に注目です。
69位:滝崎武光
滝崎武光は、キーエンスの創業者です。
キーエンスは、自動制御機器や計測機器、情報機器などの開発や製造販売を行っている企業です。
海外の売上比率は50%を超えるほどとなっています。
総資産は163億ドルで、日本円に換算すると1兆7,930億円です。現在は名誉会長ですが、会社から得られる配当金などで長者番付の順位を上げており、日本3位の地位を確保しています。
まとめ
ビルゲイツは世界長者番付にて過去に21回連続1位を獲得した人物です。
また、トップクラスの資産を持っていることで有名なだけでなく、私たちの生活を大きく変える「一人一台のパソコン」という功績を残してくれた人物として有名です。
現在世界長者番付で1位を獲得しているジェフベゾスが離婚で資産が減ると言われており、ビルゲイツが再び世界1位を奪い返すと予想されています。病気や貧困撲滅といった慈善活動に積極的に取り組む、優しい一面を見せるビルゲイツの今後の更なる活躍に注目です。