2018年に積立NISAが始まりました。

皆さんは積立NISAの投資信託選びはもうお済みでしょうか?

もしもまだ決めていないなら、投資するべき商品を絞り込んでおきましょう。

今回は積立NISAのおすすめファンドをご紹介します

まずは何年運用をできるのかを設計!

まずは何年運用をできるのかを設計!

積立NISAはiDeCoと違い、下記のような性質を持っています。

  • いつでも投資を中断できる
  • 投資額の増減が可能
  • 最低100円からの投資が可能

このようなメリットを持っているため、世間の関心が高まっている投資です。

積立NISAのおすすめファンドをご紹介する前に、まずは基礎的な知識をお話します。

基本的に積立NISAは「何年計画で運用をするのか?」の設計が重要です。

それでは、ひとつずつ簡単に掘り下げて解説をしていきます!

65歳−今の年齢=積立NISAが使える期間

まず最初に確認するべきは、今後、何年の間、積立NISAに投資できるかです。

その際のポイントが以下の2点になります。

  1. あなたの今の年齢
  2. あなたが何歳で引退をするのか

仮にあなたの引退予定が65歳であれば、下記の図式が成り立ちます。

65歳−今のあなたの年齢=積立NISAが使える期間

また、積立NISAを使える期間は最低10年程度は必要とされています。

積立NISAのインデックス投資は、運用期間が短いほど元本割れのリスクがあるからです

もしも積立NISAを使える期間が数年しかない場合は一般NISAも選択肢に入ってきます。

 株式購入による株式優待や配当金に期待する場合も一般NISAを選択しましょう。

65歳を基準にする理由を知っておこう

現在の日本の労働体系を考慮すると、定年は60歳〜65歳程度が平均です。

そのため、今回は65歳を基準に設定しています。

しかし、仮にあなたが70歳まで働く予定であれば、計算は下記のように変わります。

70歳−今のあなたの年齢=積立NISAが使える期間

つまりNISAの仕組みの前に、あなたの人生設計を整理することが大切なのです。

あなたが将来、何歳まで働きたいのか?何歳で引退したいのか?

この疑問の答えを、ある程度は整理しておくことが大切なのです。

「儲け」を取る?「ローリスク」を取る?

「儲け」を取る?「ローリスク」を取る?

積立NISAおすすめファンドを学ぶ前に知っておいて欲しい、2つ目のポイント。

それが「儲け」と「ローリスク」のどちらを選ぶのか

という選択です。

この項目もポイント毎に分けて掘り下げて解説を進めていきます。

あなたのリスク許容度を把握しておこう

積立NISAに投資をするなら、あなたのスタイルはどちらが近いでしょうか?

  1. とにかく安全に運用をしたい。リスク回避が最優先
  2. 多少のリスクは覚悟の上で大儲けしたい

どちらのスタイルを選ぶのかのことを「リスク許容度」と呼びます。

あなたが設定する「リスク許容度」と異なる行動をすると、投資は失敗しやすいです。

リスク許容度を超えた投資をすると、感情的な投資をしやすくなってしまうのです。

これは一般的な投資全般に関して言えます。

もちろん、積立NISAの場合もリスクとリターンは密接な関係にあります。

  • リスク回避を重視すれば、稼げる利益はその分、少なくなります
  • 大きく稼ぐことを重視すれば、その分、リスクも高まる性質があります

ただし、積立NISAが本来持っているメリットを最大限に活かすなら、ハイリターン型の投資を推奨します

なぜなら、積立NISAの大きなメリットは、儲け分の税金をゼロにできることだからです。

通常は利益が大きければ大きいほど、課税対象も増えてしまいます。

その点、積立NISAの場合、儲けが大きくなった場合にも、儲けが非課税になるのです。

課税がない分、純粋な利益が出やすいのです。

低リスク型の「バランスファンド」とは?

いよいよ積立NISAのおすすめファンドを紹介していきます。

まず最初に紹介するのは、バランスファンドと呼ばれる、低リスク商品です。

以下がバランスファンドの代表的な商品になります。

さらに低リスクを重視する場合は、以下の商品もおすすめです。

上記は債券比率が高いというメリットがあることから、候補に挙げています。

ローリスクローリターン狙いなら債券ファンド

一般的にはローリスクローリターンの運用には債券ファンドがおすすめです。

ただし、積立NISAでは債券100%のファンドが現状ではありません。

そのため、「出来るだけ債券の多いバランスファンドを選ぶ」ということが大切です。

この考え方を身につけていれば、大きな失敗は避けられるでしょう。

株式100%で運用されるファンドは高リスク

株式100%で運用するファンドは高リスク商品になります。

例を挙げると、以下のような商品が該当となります。

株式100%で運用されるファンドの方が、種類は多い状態であります。

インデックスファンドorアクティブファンド

インデックスファンドorアクティブファンド

積立NISAのおすすめファンドを紹介するにあたり、下記の情報も知っておいてください。

積立NISAでは、アクティブファンドの選択も可能です。

こちらはインデックスファンド以上にハイリスクハイリターンの商品です。

下記が代表的な商品です。

ただし、アクティブファンドにはひとつ問題があります。

積立NISAが使える20年間の間、今のパフォーマンスを保持できるか

という問題です。

そのため、特にこだわりがない場合はインデックスファンドを選ぶのがベターです。

日本への投資の割合を考えよう!

日本への投資の割合を考えよう!

日本への投資割合を考えることは、積立NISAのファンド選びにおいて重要です。

それらを踏まえ、おすすめファンドをご紹介します。

これからお話するポイントは必ず意識するようにしましょう。

日本人は「日本円を持ちすぎ」だと知ろう

積立NISAをはじめる人は、以下の性質を持っています。

あなたはどちらのタイプでしょうか?

  • 資産の多くを海外に向けている
  • 資産の多くを日本国内に向けている

一般的に日本人は日本円での預金や定期預金を保有しています。

積立NISAでは、あえて海外へ投資をすることでリスク分散が可能です。

具体的に例を挙げてご紹介をします。

  • 日経平均
  • TOPIX
  • JPX日経

上記の名前が付く投資信託は国内向けの商品です。

 リスク分散を優先する場合は、上記の名前が付くものは投資する必要はありません。

海外に投資をした方がいい理由

積立NISAは海外投資にした方がいい理由をお話します。

具体的な例を挙げて、海外へ投資をするべき理由を解説します。

  • 積立NISAとeMAXIS slim 先進国株式インデックスで日本以外の先進国に投資
  • その他の資産を日本円の現金と定期預金で保有

上記のように投資先を振り分けることで、国内と海外に資産のバランスを振り分けます

このように国内と海外のバランスを確保することが大切なのです。

そうすることで、もし円安の状況がきても、海外に投資をした分でカバーができるのです。

 あなたの生活が守られる可能性は飛躍的に高まると言えるでしょう。

インド・中国などの新興国への投資するべきか?

インド・中国などの新興国への投資するべきか?

新興国への積立NISAの投資をするべきなのでしょうか?

インド・中国などの新興国にもおすすめファンドはあるのでしょうか?

その疑問を解消するには、以下のようなポイントを考えてみましょう。

  • 将来、新興国の株価は高まると思う
  • 将来、新興国の株価がそこまで高まらないと思う

あなたは上記のどちらが当てはまると思いましたか?

もしも株価が上がると感じたなら、新興国の株式に投資をするべきです。

その際の投資先の一例を挙げておきます。

新興国の株価がそこまで上がらないと感じたなら、新興国株式は除外しましょう。

その際は下記のような投資先を選択するのがベターでしょう。

過去の実績を参考にすると、新興国への投資はハイリスクハイリターンの傾向があります。

日々の値動きも大きくなりやすいです。

もしもあなたのリスク許容度が低いのであれば、新興国への投資は除外するべきでしょう。

積立の銘柄の数を決めよう!

積立の銘柄の数を決めよう!

積立NISAのおすすめファンドは用途に応じて数多くあります。

その数は100本以上も存在しています。

ここで大切なのは、投資信託1本に投資をすれば十分だということです。

商品を1本に絞れば複雑な資産のバランス計算などをする必要はありません。

以下は用途に応じた積立NISAのおすすめファンドの例になります。

例えば、楽天・全世界式株式インデックスファンドの場合は全世界に向けた投資です。

この場合、毎月の積立を継続することだけを考えていればいいのです。

もしも積立銘柄を複数選ぶ場合は、以下のような注意点を意識しましょう。

  • 投資先やベンチマークを確認する
  • 性質の異なる投資信託を選ぶ
  • バランスファンドは複数選ばない
  • 上記を踏まえ、リスクはどの程度なのか?
  • 上記を踏まえ、リターンはどの程度生じるのか?

上記への意識を忘れなければ、大きな失敗を避けることができるでしょう。

ただし、基本的には複数への投資はおすすめしません

 特に投資知識の少ない、投資初心者の場合は投資先をひとつに絞ることがおすすめです。

投資信託の信託報酬を確認しよう!

投資信託の信託報酬を確認しよう!

ここまで積立NISAのおすすめファンドを紹介してきました。

あとは積立NISAのファンドを絞り込んでいくだけです

商品の絞り込みが出来たら、その中から最も信託報酬を抑えられる商品を選びましょう。

なぜなら、積立NISAで成功するコツは「いかにコストを抑えるか」だからです。

積立NISAの対象商品は低コストの投資信託が中心になっています。

基本的に信託報酬の高い、外れ案件を引くことはありません。

 初心者でも安心して選ぶことができるというのが、積立NISAの最大のメリットです。

まとめ

まとめ

今回は積立NISAのおすすめファンドやポイントをお話しました。

ご紹介した積立NISAのおすすめファンドは全体のごく一部です。

今回は代表的なものをご紹介させていただきました。

あなたにあったファンドを選んで、安全な運用をするように心がけましょう

この記事が、あなたの豊かな貯蓄を実現するきっかけになることを願っております。

おすすめの記事