社会人がお金を貯めるには収入という後ろ盾があるため、運用でお金を貯めていく時でもリスクの高い運用方法を選んでも問題ありません。
しかし、主婦が運用でお金を貯めるには社会人より資金に余裕がないケースが多いため、堅実にお金を貯めていく必要があります。
主婦がお金を貯めるにはどのような方法があるのでしょうか?
そこで今回は、主婦がお金を貯める方法について解説します。
主婦がお金を貯めるには堅実性が重要
子育てや家事など、あまり家から出る機会が少ない主婦がお金を貯めるにはどんな方法があるのでしょうか?
社会人の場合は安定した収入という後ろ盾があるため、運用でお金を貯めていく場合でもある程度はリスクの高い運用方法を選んでも問題ありません。
しかし、主婦が運用でお金を貯めるには、へそくりや生活費の一部など資金が限られているケースが多く、選べる運用方法も限られています。
また、生活費の一部を資金とする場合は運用で失うと日常生活に影響が生じる可能性があるため、リスクの低い堅実に貯めていく運用方法を選ぶことが重要です。
主婦がお金を貯める方法とは
主婦がお金を貯めるには堅実性が重要と言いましたが、運用だけがお金を貯める方法ではありません。
主婦は家にいる時間が長いため、家計の見直しなどでお金を貯めていくことも可能です。
主婦がお金を貯める主な方法は以下の3つです。
- 無駄な支出を減らす
- 収入を増やす
- 資産運用をする
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
無駄な支出を減らす
主婦がお金を貯めるにはまず無駄な支出を減らすことが重要です。
主婦は家にいる時間が長く家計の状況を夫よりも把握しているため、無駄な支出に気づきやすいと言えます。
主な無駄な支出を減らす方法は以下の2つです。
水道光熱費を見直す
1つ目の無駄な支出は水道光熱費です。
電力自由化やガス自由化で、今まで独占状態だった電気やガスに他の会社が参入してきているため、電気やガスの使用状況や契約のプランを見直してみると意外と今よりも安くなるケースが多くあります。
水道光熱費と同様、スマホも他の会社が参入してきているため、見直してみるとランニングコストの削減が期待できます。
双方の見直しで1ヶ月5,000円削減できたとすると、1年で6万円、10年で60万円貯められるでしょう。住居費を見直す
2つ目の無駄な支出は住居費です。
住居を購入した場合には住宅ローンを契約しているのが一般的ですが、金利が高い頃に契約していた場合にはローンを借り換えると無駄な支出の削減につながる可能性があります。
また、賃貸の場合には立地条件や間取りなどを見直すことで、同様に無駄な支出の削減につながります。
住居費は生活費の中で占める割合が大きいため、見直して無駄な支出を抑えられた時の効果が大きいと言えるでしょう。収入を増やす
主婦がお金を貯めるには支出を減らすだけでなく、収入を増やすという選択肢もあります。
子供がまだ小さいうちは育児に専念する必要がありますが、子供がある程度大きくなると保育園に預けて働くことが可能です。
主婦が収入を増やす主な方法は以下の2つです。
パートをする
1つ目の収入を増やす方法はパートをすることです。
育児や家事との両立で、フルタイムで働くことはなかなか困難でも、パートは比較的時間の調整をつけやすいというメリットがあります。
時給1,000円・週3回の5時間を月に4日こなしたとすると、1ヶ月で6万円、1年で72万円お金を貯められます。パートは勤務した分だけ確実にお金が貯まるため、効率的な方法と言えるでしょう。
自分で事業を始める
2つ目の収入を増やす方法は自分で事業を始めることです。
例えば、物を作ることが好きな主婦の場合はプリザーブドフラワーやハーバリウム、ピアスなどをネットで販売するなど、自分で事業を始めるという選択肢もあります。
パートのように働きに出る必要はなく、育児や家事をしながら空き時間をうまく利用して取り組めるのが大きなメリットです。ただし、パートのように確実にお金が貯まるわけではないため、確実にお金を貯めたい場合はパートを選んだ方が良いでしょう。
資産運用をする
主婦がお金を貯めるには、へそくりや生活費の一部を運用して効率良く貯めていくという選択肢もあります。
しかし、生活費の一部を運用する場合は、それがなくなってしまっては困るため、堅実な資産運用の方法を選ぶ必要があります。
主婦の主な運用方法は以下の4つです。
預金
1つ目の運用方法は預金です。
へそくりや生活費の一部を堅実に貯める際には、ペイオフで1金融機関あたり1,000万円までと利息が保証されている預金が堅実です。しかし、効率良くお金を貯めるにはどこの金融機関でもいいわけではありません。
ネットバンクの方がメガバンクよりも金利が高いため、ネットバンクを選んだ方が良いでしょう。
また、さらに高い金利を求めている場合には、外貨預金を検討することも1つの選択肢と言えます。
高い金利が期待できる一方、ペイオフの対象外になるため、信頼できる金融機関かどうか事前にしっかり確認しておきましょう。
国債
2つ目の運用方法は国債です。
国債にはペイオフのような制度がありませんが、国に対する融資であるため、国が破綻しない限り安定した利息を受け取れる堅実な運用方法です。メガバンクの普通預金よりは金利が高いケースが多く、1年を経過すれば期間が満了していない場合でも途中解約できるという特徴があります。
安定した運用方法と言えますが、銀行の普通預金がいつでも引き出せることと比較すると、最低でも1年はお金が拘束されるので流動性が低いと言えます。
国債を選ぶ際はそれらを理解した上で運用しましょう。
株式投資
3つ目の運用方法は株式投資です。
株式投資は、取引時間が平日の9時~15時までなので日中働いている社会人よりも主婦の方が取引しやすい状況にあると言えます。価格変動が大きいため、ハイリスクハイリターンの運用方法ですが、うまく運用すれば効率良くお金を貯めることが可能です。
株式投資では、売買を繰り返すことによる差益が期待できるだけでなく、配当金や株主優待なども期待できます。
生活に関連するグッズなどが貰える銘柄を選べば、支出削減の効果も期待できるでしょう。
投資信託
4つ目の運用方法は投資信託です。
株式投資をする場合には、ある程度の知識を身につける必要があります。
しかし、投資信託では運用のプロが代わりに運用してくれるため、知識がない人でも運用しやすいと言えます。
また、自分で運用する手間を省けるため、育児や家事と両立しながらお金を貯められます。
元本割れのリスクは伴うため、投資信託の中でもリスクが低く、堅実にお金が貯まる商品を選びましょう。
まとめ
主婦がお金を貯めるには無駄な支出を減らす・収入を増やす・資産運用をするという方法があります。
特に主婦は家にいる時間が長く、家計を管理することが多いため、無駄な支出を減らすことでお金を貯めやすい環境と言えます。
また、子供が保育園に通うようになると、自分の時間を確保できるようになるため、パートなどで収入を増やすことも可能です。
他にもへそくりや生活費の一部を運用してお金を貯めるという選択肢もあります。
しかし、生活費の一部を運用してお金を貯める場合には、その資金を失う可能性もあるので注意が必要です。
そのため、主婦が運用でお金を貯めるには、元本保証があるなど比較的リスクが低い運用方法を選ぶようにしましょう。