子供の教育費や老後に備えてお金を貯める必要があります。
しかし、社会人になると冠婚葬祭や交際費といった支出が増えるほか、結婚や出産、住宅や車の購入といった支出も増えるため、お金を貯めるのは容易ではありません。
そのような社会人がお金を貯めるにはどうすればいいのでしょうか?
そこで今回は、社会人が効率良くお金を貯める方法について解説します。
社会人がお金を貯めるには様々な方法がある
学生時代のアルバイトは学業と両立する必要があるので働ける時間に限界がありますが、社会人になると仕事に専念できるので学生時代よりも多くのお金を得ることが可能です。
しかし、より多くのお金を得られると言っても、冠婚葬祭や交際費といった支出だけでなく結婚や出産、住宅や車の購入といった支出も多くなります。
油断していると支出が収入を上回る可能性もあるため、計画的にお金を貯めていくことが重要です。
また、社会人がお金を貯めるには「資産運用しか方法がない」と思われている方もいるかもしれません。
しかし、収入から支出を引いた残りを自由に使えることを考えると、収入を増やす・支出を減らすということも社会人がお金を貯める1つの方法と言えます。
社会人がお金を貯める方法とは
社会人がお金を貯めるには主に以下の3つの方法があります。
- 無駄な支出を減らす
- 収入を増やす
- 資産運用をする
それぞれの方法についてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
無駄な支出を減らす
社会人がお金を貯めるには、交際費といった無駄な支出を減らすことも重要ですが、以下の2つを心がけるだけでも十分お金を貯めることが可能です。
水道光熱費を見直す
1つ目の方法は水道光熱費を見直すことです。
水道光熱費は毎月発生するものであるため、無駄がないか見直して節約することで毎月一定額ずつ貯金できているのと同じ効果が期待できます。電気とガスは自由化によって独占状態が解消されており、乗り換えてみると大きな節約につながる可能性があります。
スマホ料金も格安スマホの登場で、水道光熱費を見直すことと同様の効果が期待できます。
社会人がお金を貯めるには、まず身近なことから始めることが重要と言えるでしょう。
クレジットカードを解約する
2つ目の方法はクレジットカードを解約することです。
社会人になるとクレジットカードを作る人も多くなると思いますが、クレジットカードを作ると年会費による定期的な支出が増える可能性があります。
年会費が無料のカードでも、手元にお金がない状況で簡単に購入できてしまうので無駄遣いの原因になります。財布の中に無駄にお金を入れておくことも同様です。
クレジットカードを解約してお金を最低限しか財布に入れないようにすれば、無駄な支出を抑えられるのでお金を貯めやすくなるでしょう。
収入を増やす
社会人は働いている時間が長いため、無駄な支出を減らすことがお金を貯めるには効率が良いと言えます。
しかし、無駄な支出を減らせてもある程度の限界があるため、それ以上にお金を貯めたい場合は収入を増やす必要があります。
収入を増やす主な方法は以下の2つです。
アルバイトをする
1つ目の方法はアルバイトをすることです。
勤務前後や休日に短時間でもアルバイトすれば、収入を増やすことが可能です。
例えば、仕事終わりに時給1,000円の2時間を週に3日間、休日の午前中に4時間を週に1日の4セットを行ったとすると、4万円収入が増えたことと同じです。
しかし、アルバイトをする場合は、体力的・精神的な負担が大きくなるので注意が必要です。
無理をして体調を崩しては意味がないため、本業との両立をうまく調整することが重要と言えるでしょう。
クラウドソーシングをする
2つ目の方法はクラウドソーシングをすることです。
アルバイトだと職場に足を運ぶ必要があるため、職場から近い場合は問題ありませんが、時間の無駄が大きいと言えます。
しかし、クラウドソーシングは自宅で仕事に取り組めるため、時間的な無駄が少なく報酬も大きいという特徴があります。
特に知識や資格が必要な専門的な仕事の場合は、アルバイトよりも圧倒的に多くの報酬が期待できます。
本業以外に働いて収入を増やすことを検討している場合には、アルバイトとクラウドソーシングを比べて、どちらが良いかよく考えてから選びましょう。
資産運用をする
働いて収入を増やす方法は確実にお金を増やせますが、会社が副業を禁止している場合は実施できません。
そのような会社に勤めている社会人がお金を貯めるには、お金を運用して増やすことが効率的と言えます。
お金の主な運用方法は以下の3つです。
投資信託をする
1つ目の方法は投資信託をすることです。
日中働いていて忙しい社会人が運用すると一口に言っても、取引時間が限られている株式投資のような方法では効率的とは言えません。
投資信託では、運用のプロが投資家に代わって株式投資や国債投資してくれるため、資産運用の知識がない人や忙しい社会人でも運用しやすいという特徴があります。また、100円と少額から始められるため、社会人になってすぐの収入が少ない時期からでも始めやすいのが魅力です。
ただし、いくら運用のプロが代わりに運用すると言っても損失が生じるリスクはあります。
そのため、投資信託を選ぶ際は、投資先をどこにするのかをよく考えましょう。
FXをする
2つ目の方法はFXをすることです。
株式投資とは異なり、FXは土日を除いて24時間取引できます。
そのため、投資信託と同様、忙しい社会人でも取引時間を気にせず運用できるという特徴があります。
また、FXではレバレッジを効かせることで少額から始められるため、こちらも投資信託と同様、社会人になってすぐの収入が少ない時期からでも始めやすいのが魅力です。
しかし、大幅な為替変動が生じた場合は、レバレッジ次第で自己資金以上の損失が生じる可能性があります。
FXを始める際は、事前にしっかり知識を身につけてから取り組みましょう。
不動産投資をする
3つ目の方法は不動産投資をすることです。
不動産投資を始めるにはある程度のまとまったお金が必要ですが、社会人になって安定した継続的な収入が見込める場合は銀行の融資を受けながら不動産投資ができます。不動産投資は安定した家賃収入が期待できる、不動産の管理を不動産会社に任せることで運用の手間を省けるというメリットがあります。
万が一運用がうまくいかなかった時でも、売却することでお金をある程度回収できるため、FXよりもリスクを抑えられるでしょう。
まとめ
社会人がお金を貯めるには「無駄な支出を減らす・収入を増やす・資産運用をする」という3つの方法があります。
無駄な支出を減らす方法は誰でも実践できますが、減らせるお金はある程度限界があります。
また、収入を増やす方法は確実にお金を貯められる一方、会社が副業を禁止しているもしくは報酬が少なく効率が悪い可能性もあるので注意が必要です。
そのため、社会人が効率良くお金を貯めるには資産運用が適していると言えます。
しかし、社会人は日中働いているため、運用に回せる時間が限られています。
それぞれのメリットやデメリットをよく理解するほか、忙しい社会人でも運用しやすい運用方法を選びましょう。