人生には数多くのライフイベントがありますが、これらのライフイベントには何かしらの支出が伴います。
そのため、ライフイベントでお金が足りないという事態を防ぐためにも、ある程度貯金しておくことが重要と言えますが、いくら貯金があればいいのでしょうか？
そこで今回は、本気で貯金をするならいくら必要なのか、貯金方法についても解説します。
本気で貯金をするならいくら必要？
結婚や出産、子供の進学、住宅の購入、退職など人生には様々なライフイベントがあります。
これらのライフイベントの中には、支出を伴うものもあるため、ライフイベントを問題なく終えるためには貯金しておくことが重要です。
しかし、貯金が重要と言っても、いくら貯金すればいいか分からないという人も多いのではないでしょうか？
本気で貯金するには、いつまでにいくら貯金すればいいか各年代の平均貯金額を把握しておく必要があります。金融広報中央委員会が実施した平成30年の二人以上世帯の「家計の金融行動に関する世論調査」から各年代の平均貯金額がどのくらいなのか調べていきましょう。
各年代の平均貯金額とは
調査結果によると、各年代の平均貯金額は以下のような金額になっています。
- 20歳代：192万円
- 30歳代：367万円
- 40歳代：511万円
- 50歳代：687万円
- 60歳代：987万円
- 70歳以上：1,079万円
これはあくまでも貯金のみの金額です。
貯金以外の金融資産を含めた場合は以下のような金額になっています。
- 20歳代：249万円
- 30歳代：660万円
- 40歳代：942万円
- 50歳代：1,481万円
- 60歳代：1,849万円
- 70歳以上：1,780万円
貯金のみの全国平均は784万円、貯金以外も含めると1,430万円となっています。
本気で貯金を考えているのであれば、最低でも各年代の平均を常に上回っている状態を維持する必要があると言えるでしょう。
本気で少しでも貯金を増やす方法7選
現在貯金がなくて将来が不安という人は、本気でこれから貯金に取り組む必要があります。
しかし、貯金に取り組むと言っても、会社からもらう給料をすぐに増やすことはできません。
どうすれば少しでも貯金を増やせるのでしょうか？
本気で少しでも貯金を増やしたい人におすすめするのは以下の7つの方法です。
- 格安スマホに切り替える
- 電気会社とガス会社を見直す
- クレジットカードを解約する
- 財布の中身を少なくする
- 毎月の貯金額を決めて残りを使う
- アルバイトを始める
- クラウドソーシングを始める
それぞれの方法について詳しく解説します。
格安スマホに切り替える
使用用途に応じてスマホを複数台持っている人も多いと思いますが、スマホはサービスを提供している企業によって金額が大きく異なっています。
以前と異なり、大手以外の通信会社が参入してきたことで、格安スマホが提供されるようになっているため、格安スマホに切り替えることで毎月の支出を抑えることが可能です。
もし、今のキャリアが気に入っていて変えたくないという人の場合は、料金プランを見直すだけでも毎月の支出を抑えることにつながります。
1ヶ月の節約が数百円～数千円程度でも、1年に換算した場合には数千円～数万円の節約になります。その分を貯金に回せば、少しでも貯金を増やすことができるでしょう。
電気会社とガス会社を見直す
大手以外の通信会社の参入と同様、電気会社とガス会社も自由化によって大手以外の電気会社やガス会社が参入しています。
そのため、本気で貯金を増やしたいと考えている場合は、電気会社とガス会社を見直すことをおすすめします。
通信会社の場合には、キャリアを変更したことによって電波が通じにくいといった支障が生じる可能性がありますが、電気やガスの場合はほとんどありません。格安スマホのケースと同様、毎月少しでも節約できれば、その分を貯金に回せるので多少は貯金を増やすことができるでしょう。
クレジットカードを解約する
本気で貯金を増やすことに取り組もうとしている人の中には、現金が手元にない状況でも買い物できる利便性の高さを理由に、クレジットカードを持っている人もいると思います。
しかし、クレジットカードの中には年会費が発生するものもあるため、無駄な支出の原因になっている可能性があrります。
また、現金がなくても買い物できてしまうという利便性の高さから、必要以上に使いすぎてしまうというデメリットも。
キャッシュレス決済のキャッシュバック特典を利用したい場合には、クレジットカードを解約してチャージ型のカードを発行することで、無駄な支出を抑えられるほかキャッシュバックが手に入るでしょう。財布の中身を少なくする
本気で貯金を増やしたい人には財布の中身を少なくしておくという方法もおすすめです。
財布の中身が多いと、気持ちも大きくなってしまうことで、つい無駄な支出を増やす原因になります。最低限のお金だけを財布に入れることを心掛ければ、無駄な支出を抑えられるため、貯金を増やすことにつなげられるでしょう。
毎月の貯金額を決めて残りを使う
貯金に失敗しやすい人に多い傾向は、使って余った分だけを貯金に回すという考え方です。
しかし、この方法は使った分に貯金額が左右されるため、計画的な貯金方法とは言えません。
そのため、本気で貯金を考えている人には、毎月の貯金額を決めて残りを使うという方法をおすすめします。
強制的に貯金するため、どんなに貯金が苦手な人でも計画的に貯金を増やすことが可能です。貯金に回して残った分を切り詰めながら余裕が出た場合に贅沢するように切り替えれば、効率良く貯金を増やせるでしょう。
アルバイトを始める
これまでに紹介した方法は、支出を抑えることで貯金を増やすという方法でした。
しかし、この方法にはある程度の限界があるため、もっと貯金を増やしたいという場合には収入を増やす必要があります。
収入を増やすと言っても、会社から受け取る給料はすぐに増えないため、収入を増やすには本業とは別にアルバイトを始めるという方法があります。
アルバイトは、働いた分だけ確実に貯金を増やすことができますが、精神的・体力的な負担が大きくなるので注意が必要です。本気でお金を増やしたい人にはアルバイトをおすすめしますが、本業と両立できる範囲で取り組みましょう。
クラウドソーシングを始める
アルバイトは勤務先に足を運ぶ必要がありますが、クラウドソーシングは在宅勤務なので移動の手間を省くことができます。
また、納期もクライアントとの話し合いで決めるため、自分のペースで取り組むことが可能です。
得られる報酬は、専門的な資格を必要とする業務内容の場合は、アルバイトよりも高く設定されているのが一般的です。クラウドソーニングには本業と両立しながら効率良く取り組める環境が整っているため、本気で貯金を増やしたい人にはおすすめの方法と言えるでしょう。
まとめ
本気で貯金するには、各年代がどのくらいの貯金しているのかという現状を知って、それを目標に貯金計画を立てることが重要です。
貯金を増やすと一口に言っても、会社から受け取る給料はそう簡単には増えません。
まずは、誰でも簡単に取り組むことができる「支出を減らす」という方法から取り組むことをおすすめします。
しかし、この方法もいずれ限界が生じます。本気で貯金を増やしたいのであれば、精神的・体力的な負担が増えますが、アルバイトやクラウドソーシングで収入を増やすのも1つの選択肢と言えるでしょう。
