余裕のある生活を送るために「年収1,000万円を超えたいな」という思いを抱いている人も多いでしょう。
しかし、年収1,000万円の達成のためには、余裕をもって月収100万円を目指す必要があります。
月収100万円を達成することは簡単ではありませんが、どうすれば達成できるでしょうか?
そこで今回は、100万円を稼ぐための方法を5つご紹介します。月収100万円を稼ぐ人は少ない
月収100万円を稼ぐ人はどのくらいいるのでしょうか?
年収1,000万円以上の人のデータですが、国税庁が公表している民間給与実態統計調査の結果を見てみると、年収1,000万円以上の人は約200万人となっています。
これは、給与所得者全体の約4%という結果です。
約4%とは、約25人に1人が年収1,000万円を達成しているということです。
何らかの役職が付けば、簡単に年収1,000万円を達成できると思っていた人にとっては低い結果と言えます。
また、一般企業に勤務している人の平均年収は約420万円であるのに対して、公務員の平均年収は約680万円という結果です。
この結果を見る限り、月収100万円を達成することはなかなか厳しいと言えますが、実際はどうなのでしょうか?
月収100万円を稼ぐための方法5選
給与所得者の約4%しか年収1,000万円を達成できていないと言っても、その4%に入れば自身も年収1,000万円を達成できます。
では、実際にどうすればいいのでしょうか?
月収100万円または年収1,000万円を稼ぐための方法は以下の5つです。- 転職して給料を増やす
- 副業で給料を増やす
- 不動産投資を始める
- 株式投資を始める
- FXを始める
それぞれの方法について見てきましょう。
転職して給料を増やす
月収100万円を稼ぐための方法の1つ目は、転職して給料を増やすということです。
給料は企業による差が大きいため、社員の平均給与が高い企業に転職することが月収100万円の達成に近い方法と言えます。
また、まだ若いのであれば、比較的年収が高いと言われている職種に再チャレンジするのも1つの方法です。
例えば、平均年収の高い職種として以下の職種が挙げられます。
- パイロット:平均年収1,530万円
- 医師:平均年収1,098万円
- 弁護士:平均年収1,094万円
- 大学教授:平均年収1,086万円
- 大学准教授:平均年収857万円
これらの職種は、一般企業の平均年収約420万円、公務員の平均年収約680万円を大きく上回ることを考えると、月収100万円達成に最も近いと言えます。
副業で給料を増やす
月収100万円を稼ぐための方法の2つ目は、副業で給料を増やすということです。
副業には様々な種類がありますが、ここでの副業は投資ではなく自分のスキルなどを活かして本業以外で収入を得ることを指します。
例えば、休日に違う企業で働く、クラウドソーシングを活用して空き時間を利用して働くという方法です。
本業で給料を増やすと言っても、昇級に時間がかかる、うまく転職できない可能性があることを考えるとあまり現実的とは言えません。
それを考慮すると、副業するという選択肢が最も得られる収入を増やせる方法と言えます。
不動産投資を始める
月収100万円を稼ぐための方法の3つ目は、不動産投資を始めるということです。
「不動産の購入資金なんてない」と思った人も多いかもしれませんが、不動産投資は資産運用の中でも唯一融資を受けて行うことが可能です。
特に、サラリーマンであれば安定した企業からの収入があるため、融資の審査に通りやすく、不動産投資に向いていると言えます。
例えば、融資を受けながら利回り8%のマンションを5,000万円で購入したとします。
融資の返済や経費を除くと、1年間に400万円の家賃収入が給与に上乗せされるため、月収100万円を達成しやすくなります。また、1棟目を担保に2棟目を購入すればより効率良く家賃収入を増やせるでしょう。
株式投資を始める
月収100万円を稼ぐための方法の4つ目は、株式投資を始めるということです。
株式投資は、資産運用の中ではハイリスク・ハイリターンの運用方法に分類されるため、高いリターンが期待できます。
不動産投資のように融資を受けることはできないため、仮に株式投資で8%の利益が出るとした場合には、運用成績はどれだけ自己資金が準備できるかによって異なります。
株式投資は、株式の売買による譲渡益だけでなく、配当金や株主優待が得られることも魅力です。
しかし、株式投資は平日の9時~15時までが取引時間であるため、日中働いているサラリーマンにとっては取引しづらいと言えます。
そのため、日中働いているサラリーマンが株式投資を行う場合には、ある程度の長期投資を視野に入れるなどの工夫が必要になるでしょう。
FXを始める
月収100万円を稼ぐための方法の5つ目は、FXを始めるということです。
FXもハイリスク・ハイリターンに分類されるため、高いリターンが期待できます。
土日を除いて24時間取引できるため、日中働いているサラリーマンでも気軽に取引を行うことが可能です。
一般的な資産運用は、自己資金以上の取引を行うことができませんが、FXはレバレッジを効かせることによって自己資金以上の取引を行うことが可能です。
2019年3月7日時点の日本国内の最大レバレッジは25倍となっています。
例えば、自己資金を10万円しか用意できない場合でも、レバレッジ25倍では250万円の資金で運用を行っているのと同じ効果が得られます。
日本国内のレバレッジは25倍と制限されていますが、海外には100倍以上のレバレッジを設定しているFXの企業もあります。
月収100万円を超えるということの注意点
様々な方法を駆使して月収100万円を達成できたとしても喜ぶのは早すぎます。
日本では累進課税が適用されているため、収入が増えるほど税率が高くなります。
累進課税の詳細は以下の通りです。
- 195万円以下:5%
- 195万円を超330万円以下:10%
- 330万円を超695万円以下:20%
- 695万円を超900万円以下:23%
- 900万円を超1,800万円以下:33%
- 1,800万円を超4,000万円以下:40%
- 4,000万円超え:45%
参考:国税庁ホームページ
上記は所得税の税率です。
住民税は一律で10%であるため、月収100万円を稼いだ場合は43%の税金を納めることになります。
いくら控除があると言っても、この税率はかなり大きな影響を与えるので注意が必要です。
しかし、累進課税が関係するのは、上記の中でも「転職して給料を増やす」「副業で給料を増やす」「不動産投資を始める」の3つだけです。
株式投資は「株式等に係る譲渡所得等」、FXは「先物取引に係る雑所得等」に分かれます。両方とも利益の大小に関係なく、一律20%の課税となります。
まとめ
月収100万円を稼ぐには、日本の給与所得者の上位4%を目指すことになるため、そう簡単にはいきません。しかし、あらかじめ「転職して給料を増やす」「副業で給料を増やす」「不動産投資を始める」「株式投資を始める」「FXを始める」といった計画を立てて取り組めば、上位4%も夢ではありません。
月収100万円を稼ぐということは、所得税や住民税といった課税額が大きくなります。
月収100万円を稼ぐ際は、税金も視野に入れながら方法を選ぶ必要があると言えるでしょう。