一人暮らしをこれから始めようとしている人の中には、一人暮らしにどのくらいのお金が掛かるのか気になっている人も多いと思います。

もし、最初にお金が掛かる場合には一人暮らしに向けてお金を貯めておく必要があるため、一人暮らしにいくら掛かるのかを知っておくことはとても重要です。

そこで今回は、一人暮らしにはどのくらいのお金が掛かるのかについて解説します

一人暮らしはお金が掛かる?

一人暮らしはお金が掛かる?

大学生になった、社会人になったことをきっかけに一人暮らしを検討している人も多いと思います。

実家暮らしの場合には、今までと同様の生活を送ることになるため、特に支出が発生するということはありません。

しかし、一人暮らしを始めると、学生の場合は多少の仕送りがあったとしても、基本的には自分で一人暮らしに掛かるお金を補う必要があります。

仕送りだけで足りない場合には、バイトで補う必要があるため、一人暮らしにどのくらいのお金が掛かるのか事前に調べておくことが重要です。

一人暮らしに掛かるお金は、定期的に掛かる費用と引っ越し時のみに掛かる費用に大きく分けられます

それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。

一人暮らしに掛かるお金とは

一人暮らしに掛かるお金とは

一人暮らしに掛かるお金と言っても、一人暮らしを始めるまでは両親が生活費を全て負担しているのが一般的です。

そのため、どのような項目があるか分からないという人も多いと思います。

一人暮らしに掛かるお金として、以下のような項目が挙げられます。

  • 家賃
  • 食費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 交際費
  • その他

それぞれの項目の特徴について詳しく解説します。

家賃

一人暮らしで最も大きな支出となるのが家賃です。

地域による差が大きく、都内などの主なエリアでは、家賃としてワンルームマンションでも1ヶ月に7万円程度のお金が必要です

立地条件が良いと家賃が高くなるため、少しでも家賃を下げたい場合は、築年数の経過した物件にする、主要なターミナル駅から離れた駅の物件にする、駅から遠い物件にするなど、条件を調整すれば家賃を下げることが期待できます。

しかし、条件を調整して利便性が悪くなると、学校に通う交通費が高くなるため、総合的に考えることが重要と言えるでしょう。

食費

一人暮らしで家賃の次に大きな支出となるのが食費です。

一人暮らしを始めるのが男性か女性、お酒を飲む人か飲まない人かによって多少の差が生じます。

また、学生なのか社会人なのかによっても差が生じます。

1ヶ月の食費は4万円程度です。

この4万円の中には、お酒代や外食費なども含まれます。

学生食堂や社員食堂などを利用する、自炊するなどの工夫をすることで少しでもこれらの食費を抑えることが可能です

しかし、外食の割合が増えると、あっという間に4万円を上回るので注意が必要です。

水道光熱費

水道光熱費とは、人が生活する上で必要不可欠な水やガス、電気を使用する際に掛かる費用です。

1ヶ月の水道光熱費は1万円程度が一般的ですが、夏は冷房、冬は暖房を使う頻度が高くなるため、費用が大きくなりがちです

また、オール電化の賃貸住宅の場合は、水道代と電気代の2つに契約をまとめられるため、基本使用料による支出を少しでも減らすことができます。

引っ越し前に賃貸住宅の水道・ガス・電気がどのような仕組みになっているのか、確認しておくことが重要と言えるでしょう。

通信費

通信費とは、スマホの利用に掛かるお金や家のネット環境を整えるために掛かるお金です。

水道光熱費と同様、通信費も生活に欠かすことができないお金と言えるため、どのくらいのお金が掛かるのか確認しておく必要があります。

1ヶ月に掛かる通信費は、6,000円~7,000円が一般的です。

賃貸住宅の中には、入居者を確保するために、Wi-Fiを無料で提供しているところもあります。

そのような賃貸住宅を選ぶ、格安スマホに切り替えるといった工夫をすることで、通信費を少しでも抑えられるでしょう。

交際費

学生や社会人になると、サークルや部活、バイト先、職場などの付き合いで、何かと支出が増える可能性があります。

1ヶ月に掛かる交際費は2万円程度が一般的ですが、交際費は上記4つのお金と比べると、ある程度は自分で調整しやすいお金と言えます。

しかし、「支出を抑えたい」という思いが強すぎて付き合いが悪くなると人間関係に支障が生じる可能性も

そのため、あらかじめ交際費を決めて、その範囲でうまく付き合うことをおすすめします。

その他

上記のお金以外にも、トイレットペーパーやティッシュペーパーといった日用品、散髪代、服飾代などの費用が発生します。

1ヶ月に掛かるその他の費用は2万円程度が一般的です。

親からの仕送り、バイトや会社の収入などを足して、プラスマイナスゼロになるような支出の計算では、将来に向けた貯蓄ができません。

万が一に備えるためにも、「余裕があれば支出を増やしても問題ない」という考えではなく少しでも支出を減らして貯金に回すように心掛けましょう。

引っ越し時に掛かる費用

引っ越し時に掛かる費用

一人暮らしに掛かる毎月のお金について触れましたが、引っ越し時は毎月掛かるお金とは別にお金が掛かるので注意が必要です。

引っ越し時に掛かる主な費用は以下の3つです。

  • 賃貸契約費用
  • 引っ越し費用
  • 家具家電購入費用

それぞれの費用について詳しく見ていきましょう。

賃貸契約費用

賃貸契約を締結する際は、敷金や礼金、仲介手数料、前家賃などを支払う必要があります。

敷金とは、契約を解除する際に原状回復に費用が必要になった場合に補填するお金で、原則使わなければ戻ってきます。

礼金とは、謝礼として貸主に支払う費用なので、礼金と異なり戻ってくることはありません。

仲介手数料とは、不動産会社に支払う手数料のことです。

これらの費用を全て合計すると、家賃の5ヶ月分が初期費用として掛かることになります。

仮に7万円の賃貸住宅の場合には、賃貸契約費用として35万円の初期費用が掛かることになるので注意が必要です。

引っ越し費用

引っ越し費用は、荷物量、移動距離、シーズンによって大きく料金が異なります。

そのため、引っ越し費用の目安は5~10万円と幅が広くなります。

特に2~3月、土日や祝日は料金が高くなるので注意が必要です

これらの条件を避ければ少しでも引っ越し費用を抑えることができますが、さらに費用を抑えたい場合は、親や友達に頼むという方法も考えられるでしょう。

家具家電購入費用

実家から不要な家具家電を運んでくることで、多少は購入費用を抑えることができますが、ベッド、洗濯機、冷蔵庫などの一式を揃えるとなると、10万円以上掛かります

しかし、会社の寮や家具家電付きの賃貸住宅の場合は、これらの費用を大きく抑えることが可能です。

家具家電購入費用を抑えたい場合は、そのような物件を選ぶことも重要と言えるでしょう。

まとめ

まとめ

一人暮らしに掛かるお金には、家賃・食費・水道光熱費・通信費などが挙げられます。

また、一人暮らしを始める際には、賃貸契約費用・引っ越し費用・家具家電購入費用などのお金も掛かります。

一人暮らしを始めるには多くの費用が掛かるため、安心して一人暮らしを始めるためにも事前にどのくらいのお金が掛かるか確認しておくことが重要と言えるでしょう。

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