人生100年時代へと突入するにあたり、年金だけでは老後の生活費が2,000万円不足するため、自助努力が求められるようになってきています。

しかし、まだ20代の人や30代の人が老後の不足する生活費をこれから補うことはできても、40代以上の人が2,000万円貯めるように言われても厳しいのが現状です。

そこで今回は、短期間でお金を増やすことが可能なのか、短期間で増やす方法について解説します

お金を短期間で増やすことは可能

お金を短期間で増やすことは可能

年金だけでは老後の生活費が2,000万円不足するため、自助努力が求められているようになっていますが、2,000万円は簡単に貯まるものではありません。

例えば、20歳から退職するまでの40年間で2,000万円を貯める場合は、1ヶ月あたり41,667円貯めていく必要があります

これが30年間に短縮された場合には、1ヶ月あたり55,556円といったようにさらに条件が厳しくなります。

そのため、40代以上の人が退職までの残りの期間でお金を増やすことはなかなか厳しいと言えるでしょう。

本業でもらえる収入には限界があるため、本業以外にアルバイトなどで収入を増やそうとしても働ける時間に限界があります。

しかし、働いて収入を増やすことには限界があっても、資産運用を併用した場合は効率良くお金を増やすことが可能です。

そのため、お金を短期間で増やす必要がある場合には、資産運用を検討するのが一番と言えるでしょう。

お金を短期間で増やすのに適している方法6選

お金を短期間で増やすのに適している方法6選

資産運用と一口に言っても様々な資産運用があります。

例えば、会社から支払われる給料を銀行に預けている人も多いと思いますが、預金も資産運用の1つです。

銀行預金は預金保険機構によって元本1,000万円までとその利息が保証されているため、安心して運用できる手段ですが、リスクが低い分リターンも小さいので注意が必要です。

そのため、お金を短期間で増やすには、資産運用であれば何でもいいというわけではなく、資産運用の中でもリターンが大きいものを選ぶ必要があります。

リターンが比較的大きい資産運用なのが以下の6つの運用方法です。

  • 株式投資
  • FX
  • 不動産投資
  • 投資信託
  • 外貨預金
  • ソーシャルレンディング

それぞれの運用方法について詳しく見ていきましょう。

株式投資

株式投資とは、証券取引所で扱われている株式を売買することで譲渡益を得る運用方法です。

取引時間が平日9時~15時までに限定されているため、日中働いているサラリーマンはリアルタイムでの取引がしにくいと言えます。

しかし、リアルタイムで取引できない場合でも、買い注文や売り注文を出したままの状態にできるため、完全に取引できないわけではありません。

株式投資では、1日に数%の変動が生じることは一般的で、銘柄によっては短期間で10倍を達成するものもあります。

例えば、RIZAPグループは約146倍、MonotaROは約75倍などです。

10倍以上になる銘柄を探すことはなかなか困難でも、数倍になる銘柄は比較的多いため、銘柄をしっかり選んで投資すれば短期間でお金を増やせるでしょう。

FX

FXとは、国が発行している通貨を売買することで差益を得る運用方法です。

取引時間は平日と祝日であれば24時間取引できるため、日中働いているサラリーマンでも取引しやすい環境が整っています。

FXは、株式投資のように数%の変動が1日に生じることは極めて稀ですが、レバレッジを効かせることによって、国内であれば最大25倍の取引が可能です。

レバレッジを効かせることで得られるメリットは以下の2つです。

  • 自己資金が少なくても始められる
  • 変動が小さくても大きな利益を狙える

上記のようなメリットがある一方、レバレッジを効かせることで損失も大きくなるというリスクも伴います。

短期間でお金を増やすには、ある程度リスクを伴わなければならないと言えるでしょう。

不動産投資

不動産投資とは、投資用の不動産を購入して貸し出すことで家賃収入を得る運用方法です。

中古物件などの場合には、利回りが10%を超えるケースもありますが、5~8%であることが多いので株式投資やFXより利益が少ないと言えます。

しかし、利益は少ないと言っても、入居者さえいれば安定した家賃収入が継続的に得られるというメリットがあります。

また、金融機関の条件を満たした場合には、不動産を購入する費用を融資してもらえるため、自己資金を少なく始められるでしょう。

投資信託

投資信託とは、自分で株式投資や国際投資をするのではなく、資産運用のプロに資金を預けて代わりに運用してもらう運用方法です。

株式投資やFXを自分で行う際は、運用時間を確保しなければならないほか、運用に必要な知識や経験を身につけなければなりません。

しかし、投資信託は運用のプロが代わりに運用してくれるため、投資の手間を省くことが可能です。

「その分得られるリターンが小さいのでは?」と思った人もいるかもしれませんが、中には10%以上の利回りを達成しているものもあります。

時間が少ない人や資産運用の初心者にとって、手軽に始めやすい運用方法と言えるでしょう。

外貨預金

外貨預金とは、日本円ではなく外貨を銀行に預けておく運用方法です。

預金保険機構が保護してくれるのは普通預金であるため、銀行が破綻した場合などには元本が返ってこない可能性があります。

しかし、普通預金や定期預金の金利が0.01%や0.1%などと、1%以下が当たり前になっていることを考えると、多少リスクを負ってでも他の運用方法を選んだ方が良いと言えます。

例えば、楽天銀行の2019年6月17日の米ドル金利は7日間で8%、金利が高い南アフリカランド金利は7日間で40%です。

円として預金していてもほとんど増えないことを考えると、短期間でお金を増やすことを求めているのであれば、外貨預金も1つの選択肢と言えるでしょう。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、企業に融資することによって利息を得る運用方法です。

融資を必要としている企業に対して融資しますが、融資している企業が破綻した場合には、元本が回収できなくなる可能性があります。

しかし、企業の中には担保を有している企業もあるため、破綻した場合でもそこからの担保による返済があるので安心です。

また、これまでは貸金業法の関係で、融資を必要としている企業の詳細が公表されないため、融資をする際に貸し手側のリスクが高いというデメリットがありました。

しかし、最近ではその規制が緩和されており、多少の情報提供が可能となっているので貸し手側も安心して融資しやすい環境が整っています。

利回りも5%以上の案件が多く、元本返済に加えて利息を安定して得られることを考えると、効率的な運用方法と言えるでしょう。

まとめ

まとめ

短期間でお金を増やすには、資産運用によって増やすのが最も効率的と言えます。

そのためには、利回りが高いハイリターンの運用方法を選ぶ必要がありますが、利回りが高くなるとリスクも高くなります。

それぞれのメリットとデメリットをよく理解した上でご自身にあった運用方法を選ぶようにしましょう。

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