高齢化で「人生100年計画」を立てる必要が出てきていますが、そうすると年金だけでは2,000万円程度不足するため自助努力が求められています。
しかし、2,000万円貯めるには20歳から40年間、毎月41,667円貯めなければならず、ただ貯めるだけでなく運用などでお金を増やす必要があります。
そこで今回は、おすすめのお金を増やす運用方法を8つご紹介します。
運用は効率良くお金を増やすことが可能
節約で支出を抑える、もしくは本業とは別にアルバイトなどをすることでお金を増やすことは可能です。
しかし、節約にはある程度限界があるほかアルバイトをできる時間にも限界があるため、効率的にお金を増やせるとは言えません。
一方、資産運用は自分で運用することで大きくお金を増やす方法もあれば、代わりに運用してもらってお金を増やす方法もあるので効率良くお金を増やせると言えます。
運用資金が必要なので、ある程度資金を準備しておかなくてはなりませんが、運用資金がある人にはおすすめのお金を増やす方法と言えるでしょう。
おすすめのお金を増やす運用方法8選
資産運用が効率良くお金を増やす方法であることは分かりましたが、資産運用と言っても数多くの種類があるため、どのような運用方法があるのか理解しておくことが重要です。
おすすめのお金を増やす運用方法は以下の8つです。
- 銀行預金
- 債券投資
- 投資信託
- ソーシャルレンディング
- 不動産投資
- 株式投資
- FX
- 仮想通貨投資
それぞれの運用方法について詳しく見ていきましょう。
銀行預金
銀行預金は、「金利が低いので、効率的にお金を増やす方法とは言えない」と思っている人もいるのではないでしょうか?
確かに得られるリターンは少ないですが、ローリスクな運用方法なので、少しでもお金を増やしたい人に適しています。
普通預金は金利が低いものの自由にお金を引き出せるというメリットがあり、定期預金は自由に引き出しにくいものの金利が高いというメリットがあります。「ペイオフ」によって1金融機関あたり1,000万円とその利息が銀行が破綻しても保証されているため、安心して運用できるでしょう。
債券投資
債券投資には、国債・地方債・社債の3つありますが、どんな違いがあるのでしょうか?
国債と地方債は、国や地方公共団体に融資して利息を受け取るという運用方法です。
発行しているのが国や地方公共団体なので、ほぼ元本割れのリスクがないと言えます。
一方、社債は会社に融資して利息を受け取るという運用方法ですが、国や地方公共団体と比較すると破綻のリスクが高くなるので注意が必要です。
銀行預金と債券投資は、確実に少しでもお金を増やしたい人に適している運用方法と言えるでしょう。
投資信託
投資信託とは、自分で資産運用するのではなく、運用のプロにお金を預けて代わりに運用してもらう方法です。
そのため、資産運用の知識がない人や資産運用をする時間がない人に適した運用方法と言えます。
「運用のプロに代わりに運用してもらうことで利回りが低くなるのでは?」と思った人もいるのではないでしょうか?
しかし、投資信託の中には、利回り10%を超えているものもあるため、十分効率良くお金を増やせるでしょう。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、社債と同じで会社に融資することによって利息を得る運用方法です。
社債よりも利回りが高く5%を超える案件が多い一方、社債よりも破綻のリスクが高いので注意が必要です。
貸金業法の関係で、融資先の会社情報が明確にされなかったため、融資リスクが高い状況でしたが、現在はある程度緩和されて情報の一部が公開されているのでよく確認してから融資しましょう。
不動産投資
不動産投資は、不動産を購入しなければならないため、資金が多く必要になると思っている人もいるかもしれませんが、条件が整っていれば銀行融資を受けながら始められます。
資産運用の中には、価値が0円になるリスクと隣り合わせのものもありますが、不動産は売却すれば元を回収できるケースも多くあります。
そのため、リターンが期待できる運用方法の中では比較的リスクが低い運用方法と言えるでしょう。
株式投資をする
株式投資は、変動が大きいのでハイリターンが期待できる一方、上場廃止や破綻などによって価値が0円になる可能性もあるなど、ハイリスクな運用方法です。
しかし、投資する会社をしっかり選んでいれば、譲渡益だけでなく配当や株主優待なども期待できるという魅力があります。
掘り出し物の銘柄を見つければ、「テンバガー」という株価10倍を達成することもあるため、夢のある運用方法と言えるでしょう。
FX
FXは、株式投資と比較すると変動が小さいですが、レバレッジを効かせることによって最大25倍の取引ができるため、変動の小ささをカバーできます。
そのため、少額でも始められる、平日と祝日は24時間取引できる、大きなリターンが期待できるなどの理由から数多くの人が取引に参加しています。
しかし、レバレッジによってリターンが大きくなる一方、リスクも大きくなるのでリスク管理を徹底しましょう。
仮想通貨投資
仮想通貨投資は、2017~2018年にかけてピークが到来しました。
ピーク時は仮想通貨バブルで資産が10~100倍になった人もいましたが、バブル崩壊によって大損した人も多いと思います。
2018年は低迷する1年でしたが、2019年になってから仮想通貨に勢いが戻ってきており、ビットコインも100万円を超えてきています。バブル再来の可能性も高いと言えますが、株式投資やFXのように安定したものへの投資ではないため、投資リスクがかなり高いので注意しましょう。
NISA・iDeCoを活用する
お金を増やすために運用を始めたはいいものの、運用で生じた利益には税金がかかるので利益が少なくなります。
利益を減らさない方法はあるのでしょうか?
そこで登場するのがNISAとiDeCoです。
NISAとは、株式や投資信託の売買益や配当金などが非課税になる制度です。iDeCoとは、個人型確定拠出年金のことで、掛け金が全額所得控除・運用益が非課税・受け取る際には退職所得控除や公的年金等控除が適用される制度です。
どちらも大きな節税効果が期待できるため、効率良くお金を増やしたい場合には、NISAやiDeCoを活用することも1つの選択肢と言えるでしょう。
まとめ
効率良くお金を増やすには資産運用することが重要です。
資産運用には、銀行預金や株式投資など数多くの種類があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、それぞれの違いをよく把握してから自分に合った運用方法を選ぶ必要があります。NISAやiDeCoをうまく活用すれば、資産運用によって発生した利益に対してかかる税金を抑えることが可能です。
少しでもお金を増やすためにも、これらの制度をうまく活用しましょう。