お金を増やすには、支出を減らす・収入を増やす・資産運用をするなどの方法があります。
しかし、会社は年功序列であるため、貰える給料を急に増やすことはできないだけでなく、時間も限られているのでアルバイトで収入を増やすと言ってもある程度の限界があります。
会社員がお金を増やすのは難しいのでしょうか?
そこで今回は、会社員が効率良くお金を増やす方法について解説します。
会社員がお金を増やすことは難しくない
学校を卒業して会社員になると、学生時代のアルバイトよりも貰える給料が多くなります。
しかし、結婚する・子供が生まれるなど、歳を重ねるにつれて支出が増えるため、給料が多くなっても浪費するのではなく、しっかりと貯めておく必要があります。
とはいっても、会社から貰える給料は、年功序列で勤務年数の影響を大きく受けるため、すぐお金を増やすことはできません。
そのため、「会社員がお金を増やすことは難しい」と考えている人も多いかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?
お金を増やす方法は、会社から貰う給料を増やすという方法だけではありません。
例えば、無駄な支出を抑える・会社以外からの収入を増やすなどです。
これらの方法は誰でも実践できるため、会社員でも簡単にお金を増やすことが可能です。具体的にどのような手段があるのか詳しく見ていきましょう。
支出を減らす
会社員になってすぐは学生の頃よりも貰える給料が多いため、気持ちに余裕が生じて交際費が多くなりがちです。
この交際費を抑えるだけでも十分お金を増やすことが可能です。また、電力・ガスの自由化や第三の通信会社の参入などによって、水道光熱費や通信費が安くなっているため、見直してみると意外と無駄な支出がすぐ見つかる可能性があります。
毎月5,000円支出を減らすだけでも1年で6万円、10年で60万円貯金が増えます。
たった5,000円でも積み重なると大きくなるので支出を減らすことは重要と言えるでしょう。
収入を増やす
収入は会社から貰う給料だけでなく、アルバイトやクラウドソーシングを始めることで増やすことも可能です。
アルバイトだと勤務先に行かなければならないので時間効率が悪いですが、クラウドソーシングだと自宅勤務が基本なので時間効率が良いと言えます。また、専門的な職種や資格を持っている人は、アルバイトよりクラウドソーシングの方が貰える収入が多い傾向があります。
しかし、どちらも精神的・体力的な負担が大きくなるというデメリットを伴うため、よく考えてから始めましょう。
会社員が効率良くお金を増やす方法6選
会社員でもお金を増やすことは難しくないとお伝えしました。
しかし、アルバイトやクラウドソーシングでお金を増やすことは時間的な限界がある、就業規則で副業が禁止されている可能性があるといった理由で、効率良くお金を増やすことができない可能性があります。
そこで、会社員が効率良くお金を増やす方法として挙げられるのが以下の6つの方法です。
- 銀行預金
- 債券投資
- 投資信託
- FX
- 不動産投資
- ソーシャルレンディング
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
銀行預金
「銀行預金だけではお金は増えない」と思われる人もいるかもしれませんが、資産運用の中では珍しく元本保証が付いています。
普通預金や定期預金であれば、ペイオフによって1金融機関あたり1,000万円と利息まで銀行が破綻しても保障されるので安心して運用できます。また、ペイオフの対象外ですが、利回りが数%になる外貨預金も組み合わせれば、銀行預金でも効率良くお金を増やせるでしょう。
債券投資
債券投資は国債・公社債・社債の大きく3つに分類されます。
国債は国への融資、公社債は地方公共団体への融資であるため、国や地方公共団体が破綻しない限りは元本割れすることがないので安心して運用できます。
社債は会社への融資であるため、会社の経営が悪化して破綻すれば元本割れするリスクを伴っています。
そのため、国債や公社債と比較すると、社債はリスクが高いと言えますが、事前にどのような会社なのかをしっかりと調べることでリスクを軽減できます。
利回りで選ぶのではなくリスクなども総合的に考えて選びましょう。
投資信託
投資信託は自身で運用するのではなく、運用のプロが代わりに運用してくれるため、資産運用に関する知識が少ない人や運用する時間が少ない人でも運用しやすい運用方法です。また、少額から運用できるほか投資信託のファンドによっては利回りが10%超えのものもあります。
そのため、日中は会社で働いていてなかなか運用時間を確保できない会社員におすすめのお金を増やす方法と言えるでしょう。
FX
FXは株式投資のように大きな変動はありませんが、レバレッジを効かせることで変動の小ささをカバーできます。また、FXは、平日と祝日は24時間取引できるため、株式投資のように取引時間を気にせず取引しやすいことが魅力と言えます。
しかし、投資信託のように誰かが代わりに運用してくれるのではなく自分で取引するため、運用リスクが高いというデメリットがあります。
そのため、FXを始める際はリスク管理を徹底しながら運用することを忘れないようにしましょう。
不動産投資
不動産投資は投資用不動産を購入しなければならないため、ある程度のまとまった資金が必要になると思っている人も多いと思います。
しかし、会社員の場合には安定した収入が期待できることから、条件を満たしていれば銀行融資を受けながら不動産投資を始めることが可能です。
銀行融資を受けることで自己資金を少なく抑えられる、家賃収入で返済を進められるので効率良く運用できます。
不動産投資は、物件の選定や運用も不動産会社に任せられるため、投資の知識が少ない人や忙しい会社員にも適している運用方法と言えるでしょう。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングは社債のようなもので、会社に融資をして利息を得るという運用方法です。
社債よりも利回りが大きいというメリットがある一方、貸金業法に該当するので融資先の会社の情報が明確でないというデメリットがあります。しかし、最近は一部の会社の情報が公開されているため、以前よりもリスクは低くなっています。
投資信託や不動産投資と同様、自分で運用するわけではないので、投資の知識が少ない人や忙しい会社員でも効率良く運用できるでしょう。
まとめ
給料を増やすという方法以外に支出を減らす・収入を増やすという方法もあるため、お金を増やすことは会社員でも容易にできます。
しかし、支出を減らす・収入を増やすという方法でお金を増やすことにはある程度限界があります。
そこで登場するのが資産運用です。
資産運用には、銀行預金やFXなど数多くの運用方法がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
リスクも運用方法によって大きく異なるため、資産運用でお金を増やす場合には、それらのリスクもよく考えながら最適な運用方法を選びましょう。