「お金と時間、どちらが大事?」と聞かれて、「もちろんお金!」と答える人は多いのではないでしょうか?

確かにお金がない場合は、欲しいものを買う、趣味に没頭することができないため、お金はとても大切です。

しかし、お金を得る、趣味に没頭するためにはある程度時間が必要です。

お金と時間、どちらが大事なのでしょうか?

そこで今回は、お金と時間のどちらが大事なのか、お金と時間の考え方について解説します

お金と時間、どちらが大事?

お金と時間、どちらが大事?

お金と時間はどちらが大事なのでしょうか?

ドイツでマーケティングリサーチを手掛けるGfKが世界17ヶ国2万2,000人を対象に行った調査では、お金よりも時間が大切と答えた人の割合が多いという結果になっています。

しかし、日本人はどちらも半々という結果で、そこまで時間を重要視していない人が多いと言えます。

お金があれば欲しいものを買うことはできますが、時間があってもお金がないと欲しいものを手に入れることはできないためです。

確かにお金がない場合、欲しいものを買うことができませんが、その考え方はお金と時間の本質をしっかりと理解できていないと言えます。

お金と時間の考え方について見ていきましょう。

お金は無限

時給制で考えてみると、時給1,000円で8時間働けば、1日8,000円手に入ります。

さらに4時間追加して12時間働けば、1万2,000円手に入るといったように、頑張り次第で手に入るお金を無限に増やすことが可能です。

そのため、お金が欲しい場合には、手に入れたい分だけ働くことでお金を手に入れることができますが、本当に無限なのでしょうか?

時間は有限

お金は無限と説明しましたが、時給制で考えると働いて手に入るお金は、「時給×時間」の計算式によって求めます。

つまり、得られるお金は時間によって異なるということです。

お金を増やしたいからと言って時間を増やそうと思っても、1日は24時間と限られており睡眠時間を確保する必要もあるので有限です。

そのため、少しでも手に入るお金を増やすためには時間を確保することが重要と言えるでしょう。

時間を売ってお金を稼ぐ

少しでも手に入るお金を増やすためには時間を確保することが重要と言いました。

つまり、お金を稼ぐには時間が必要であるため、お金と時間を比べると時間の方が重要と言えます。

1日の時間は24時間と限られており、人はその限られた時間を売ってお金を稼いでいると言えます。

アルバイトで考えると、働いた時間分だけお金をもらえるため、お金を得るには時間を犠牲にしなければなりません。

同様に会社に就職してからも、少しでも給料を増やすには残業することになるため、時間を犠牲にすることになります。

友達と遊ぶ時間、家族と過ごす時間、趣味の時間、睡眠時間なども犠牲になるため、お金と時間のどちらを優先すべきか悩む人も多いと思います。

売ることができる時間には限界があるため、時間をうまくコントロールすることが重要と言えるでしょう。

時間はお金で買うことができる

時間はお金で買うことができる

お金でものを買うことはできても、時間で買うことはできません。

一方、ものを買うことができなくても、時間を売ることでお金が得られるため、1日24時間と限られている時間をうまく調整してお金に換える必要があります。

お金でものを買うことができると言いましたが、実際は時間を買うことも可能です

お金で買える時間には以下のようなものが挙げられます。

  • 立地条件の良い住居を確保する
  • ハウスキーパーを雇う
  • 秘書を雇う
  • 子供を保育園に入れる

それぞれについて詳しく解説します。

立地条件の良い住居を確保する

例えば、大学から遠い場所に住んでいる場合はいくら学割を適用できたとしても、交通費が多くかかります。

また、移動にも時間がかかるため、有限である時間を無駄に使ってしまうことになります。

これは大学に限った話ではありません。就職してからも同様です。

就職してからは、会社が交通費を負担してくれるので金銭的な負担は大きく軽減されますが、時間的な負担は軽減されません。

しかし、大学から近い賃貸物件を借りる、会社から近い賃貸物件を借りる、もしくは住宅を購入することで、移動時間を短縮することが可能です。

その結果、時間を確保できるようになるため、お金を増やすことにつながります

余った時間は友達と遊ぶ時間、家族と過ごす時間、趣味の時間、睡眠時間などに回すこともできます。

立地条件の良い住居を確保するのでお金はかかってしまいますが、より充実した日々を過ごせるでしょう。

ハウスキーパーを雇う

お金と時間の関係性が理解できると、自分以外でもできる業務と自分しかできない業務の差が少しずつ見えるようになってきます。

例えば、掃除、洗濯といった家事は、自分以外が行っても結果は特に変わりません。

そのため、ハウスキーパーを雇うといったように、これらの業務をアウトソーシングすれば、自分しかできない業務に時間を割けるようになるため、効率良くお金を手に入れることができます。

もちろん、ハウスキーパーを雇うにもお金がかかります。

しかし、家事が苦手な人が無理に家事をしても、時間がかかるだけで結果を伴わない可能性も

専門家に任せれば、効率良く結果を出してくれるでしょう。

秘書を雇う

会社の社長の場合には、1日の時間が限られている状況でも、多くの業務をこなさなくてはならない場合があります。

忙しい状況では、正しい判断ができなくなって、生産性が落ちる可能性もあるので注意が必要です。

そこでおすすめするのが秘書を雇うという方法です。

秘書を雇うと、スケジュールの管理や電話応対などを代理してくれるため、自分にしかできない業務に専念できます。

その結果、限られた時間を有意義に使えるようになります

冷静に物事を判断できるようになって生産性が向上するため、会社の業績アップの効果が期待できるでしょう。

子供を保育園に入れる

「義務教育を迎えるまでなるべく子供の近くにいてあげたい」という人も多いと思います。

しかし、子供の近くにいるということは、それだけ子供に時間を割かれることになるため、限られた時間をさらに減らすことになります。

そこでおすすめするのが、子供を保育園に入れることです。

3~5歳までの幼稚園、保育園、認定こども園などを利用する子供の利用料が無料になる幼児教育・保育の無償化によって費用負担は大きく軽減されています

なるべく親の側にいさせてあげたいという思いもあるかもしれませんが、子供にとって幼稚園や保育園に行くことは大きな刺激になるため、プラスの効果が大きいと言えます。

時間を確保できるようになれば、その間に働きに出ることもできるため、より生活を豊かにできるでしょう。

まとめ

まとめ

1日の時間は24時間と限られており、それを長くすることはできません。

しかし、時間を長くすることはできなくても、様々な時間的なロスをなくすことで使える時間を少しでも増やすことは可能です。

例えば、立地条件の良い住居を確保する・ハウスキーパーを雇うなどです。

これらの方法を選ぶとある程度の支出を伴います。

そのため、踏み切ることができない人も多いと思いますが、大切な時間を確保するためには必要不可欠な支出と考えて一歩を踏み出すことが重要と言えるでしょう。

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