日々の生活に精一杯で「お金がない」「自分は貧乏だ」といったマイナス発言が多くなっている人もいるのではないでしょうか?
マイナス発言が増えている人は、考え方だけでなく行動にもマイナス発言の影響が出ます。
そんな時におすすめなのがアファメーションです。
アファメーションとはどんなものなのでしょうか?
そこで今回は、お金とアファメーションの関係を分かりやすく解説します。お金はアファメーションで増える?
収入よりも支出の方が多くて困っている人の中には、「お金がない」「自分は貧乏だ」など、マイナス発言が多い人もいると思います。
このような発言をしたところで「お金がないの?では、お金をあげよう」という流れにはならないのでマイナス発言は無駄なものと言えるでしょう。
このようなマイナス発言は無駄なものであるどころか、現状をさらに悪化させる可能性があります。
その理由は、マイナス発言が考え方や行動に悪い影響を与えるためです。
逆にマイナス発言ではなく、プラス発言の時は考え方や行動に良い影響が出るのでしょうか?
答えは「YES」です。
それがアファメーションと呼ばれるもので、自分の理想について口にしたり耳にしたりして自己暗示をかけることで、理想が現実に近づくと言われています。
そのため、お金に対してアファメーションを実行すれば、お金を増やすことも可能です。
アファメーションの効果の科学的根拠となっているものとして、プラシーボ効果とノセボ効果があります。
それぞれの効果について見ていきましょう。
プラシーボ効果
プラシーボ効果とは、自己暗示をかけることによって良い効果が表れることです。
例えば、処方されているのがただの小麦粉でも、「万病に効く薬」として処方を受けて信じて飲んでいれば効果が表れるというものです。
ヘンリービーチャートという医学者が、1955年に1,082人に対して行った実験によると、約35%にプラセボ効果が表れたという結果が出ています。
自己暗示の効果は、人によって多少異なりますが、プラスの自己暗示が良い結果を及ぼすのであればプラスの自己暗示をなるべくかけた方が良いと言えるでしょう。
ノセボ効果
ノセボ効果とは、自己暗示をかけることによって悪い効果が表れることです。
プラシーボ効果とは真逆の効果で、病気だと思い込むことによって本当に病気になってしまうというものです。
「病は気から」ということわざはノセボ効果のことで、心配事や不愉快なことがある人は病気になりやすいまたは病気が悪化しやすいということを意味しています。
「必ずそうなる」ということが保証されているわけではありません。
しかし、自己暗示をかけることが状況を良くも悪くもすることを考えると、良いアファメーションをかければ人生がより豊かになると言えるでしょう。
アファメーションのポイント
「アファメーションは簡単だ」と思った人もいるかもしれませんが、アファメーションを少しでも間違うとプラシーボ効果からノセボ効果に変わってしまうので注意が必要です。
どのようにアファメーションを行えば良いのでしょうか?
アファメーションのポイントは以下の3つです。
- アファメーションでは肯定文を作る
- アファメーションは現在形にする
- 朝と晩の30秒の2セットを実施する
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
アファメーションでは肯定文を作る
1つ目のポイントは肯定文を作ることです。
例えば、「無駄遣い」や「残業」などの言葉はネガティブな表現となるので注意が必要です。
「無駄遣いをやめてお金を貯める」「残業をやめて定時で帰る」などは、一見良い自己暗示に思えますが、ネガティブな表現が入っているので正しいアファメーションとは言えません。
「効率良く自己投資をしながらお金を貯める」「仕事を効率良く終わらせて定時で帰る」といったように、ネガティブな表現を使わないようにすることがアファメーションでは重要です。ネガティブな表現を使うとノセボ効果になってしまうので十分に注意しましょう。
アファメーションは現在形にする
続いてのポイントは現在形でアファメーションすることです。
例えば、「自分はお金持ちになるべき人だ」「痩せたら好きな人に告白する」などは、「現在の自分はお金持ちではない・痩せていない」ということを認めているため、良いアファメーションとは言えません。
今は理想とかけ離れた状況にいるということを認める内容は盛り込んではいけないため、「自分はお金持ち」「私はきれい」などのように現在形にするのがポイントです。「自分は幸せ」「自分は博学」など、シンプルなアファメーションを心がけましょう。
朝と晩の30秒の2セットを実施する
アファメーションは難しいもので、アファメーションには時間がかかると思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、実際は朝と晩にたった30秒を2セットこなすだけでアファメーションは完了します。
具体的な方法は以下の通りです。
- なりたい自分を想像する
- 自分の理想像をメモに書き出す
- 鏡の前に立って目を見ながら宣誓する
これらを毎日朝と晩に30秒を2セットこなします。
毎日繰り返すことで、なりたい自分に少しずつ近づけるでしょう。
アファメーションの効果
アファメーションを行わないでいると「失敗したらどうしよう」「周りに何か言われるかもしれない」といったように、不安などから行動に対するブレーキがかかってしまいます。
しかし、アファメーションを行うことでブレーキが取り除かれるため、なりたい自分へと前進しやすくなります。
実際にアファメーションを行って成功した人もいます。
それは、サッカーの本田圭佑選手です。
本田圭佑選手は、小学校の卒業文集の中で「僕は大人になったら、サッカー選手になりたいと言うよりなる。」「ヨーロッパのセリエAに入団します。そして、レギュラーになって、10番で活躍します。」とアファメーションを行っています。
本田圭佑選手は、セリエAのACミランに入団し、背番号10番を背負って活躍しました。
もちろん、本人の努力の成果もありますが、アファメーションがもたらした影響は大きいでしょう。
お金のブロックを外すことが重要
お金に対するアファメーションはどのように行えばいいのでしょうか?
お金に対して働くことで貰えるもの、苦労して初めて得られるものというイメージを抱いている人が多いと思います。
しかし、このようなイメージを抱いていると、それらを達成しない限りお金が貰えないという考え方になるため、お金の入ってくる通路をブロックすることになります。
そのため、お金のアファメーションには、お金を得るための方法や過程は含んではいけません。
お金のアファメーションでは「お金は入ってくる」「お金はあって当たり前」などの言葉を用いることがポイントです。
まとめ
マイナスの言葉は、考え方に影響を与えるだけでなく行動に悪影響を与えます。
そのため、良い影響を望んでいるのであれば、プラスの言葉を積極的に使うアファメーションを使いこなすことが重要です。
アファメーションは、一歩間違えばプラシーボ効果という良い効果ではなく、ノセボ効果という悪い効果に転じてしまいます。
そのため、アファメーションでは、肯定文を作る・現在形にするなど、正しいアファメーションの方法を理解する必要があります。
「お金は入ってくる」「お金はあって当たり前」と、正しいアファメーションを実施すれば自然とお金を引き寄せられるようになるでしょう。