投資による資産運用と聞いてどのような方法を思い浮かべますか?

投資初心者の方にもおすすめの資産運用方法として株式投資という方法があります。

株式投資について、ある程度の知識がある方も多いのではないでしょうか?

しかし、だいたいの知識があるからと言って安心してはいけません。

株式投資に限らず、投資によって資産を増やそうとお考えの場合、投資のメリットやデメリット、リスクの回避方法などを事前に知っておくことがとても大切です。

今回は、株式投資のメリット・デメリット、注意点などをご紹介しています

株式投資とは

株式投資とは

株式投資は、企業が事業用の資金を集めるために発行した株式を購入することで始めることができます。

株式を所有することで、企業からの配当金を受け取り、資産を増やす方法と、所有している株式を売買することで差益を得て資産を増やす方法があります。

直接企業から株式を購入するわけではなく、多くの方がネットを通して株式を購入します。

株価は常に変動していて、資産運用としての株式投資にはメリットとデメリットがあります。

株式投資のメリット

(1)売却益

株式投資の中でも大きなメリットの一つに、株式の売買による売却益(キャピタルゲイン)を確保することができます。

株式の価値は、社会の様々な影響を受けて変動を続けています。

株式を購入した時よりも、株式の価値が上昇したタイミングで売却することができると、売却益を得ることができるでしょう。

(2)会社の経営に携われる

企業の株式を購入することで、株主総会に参加する権利を得ることができます。

株式を保有している会社の予算や方針など、重要な内容について賛成や反対意見を述べることができるので、会社の経営に携わることができるでしょう。

(3)配当金がもらえる

企業の株式を購入することで、配当金を受け取ることができます。

企業は利益を配当として株主に分配し、分配される金額は株式を所有している数によって異なり、企業の株式を多く所有していればしているほどより多くの配当金を受け取ることができます。

また、配当金の他に株主優待を受けることもでき、企業が決めたサービスや商品を受け取ることができます。

株式を所有している企業によって受け取る株主優待の内容が異なるので、株式を購入する前に一度調べてみると良いでしょう。

(4)インフレ対策になる

インフレによって物価が上昇した場合、現金の価値は下がってしまいますよね。

現金での預金をしている場合、現金の価値が下落して損をしてしまわないように、インフレ対策として株式投資を活用することができます。

インフレ対策として現金を資産に変えておくことは基本的なことです。

よりインフレの影響を受けなさそうな企業の株式を購入して現金を資産に変えておくことは、とても効果的なインフレ対策になるといえるでしょう。

(5)経済の知識がつく

株式投資を開始することで、自分が所有している株式の値動きなどが気になるようになりますよね。

株式投資で利益を得るためには、毎日株価をチェックして、経済の変動や売買時期などの分析をする必要があります

また、十分な知識がないと、結果としてあまり利益を得ることができません。

株式投資を開始することで、自然と経済や時事的な問題についての知識が増えるでしょう。

株式投資のデメリット

(1)初心者には難しい!?

株式投資は、投資の初心者にとって少々難しい投資の方法です。

企業の株価は常に変化していることや、株式を発行している企業数がとても多いということが原因です。

まずはどの企業の株式を購入するかを決定する必要がありますが、投資に成功するための銘柄選びには、企業の売上高や利益などの数値を比較して分析することも重要になります。

 多くの企業の中から、目ぼしい企業を探して株式を購入し、さらにいつも変動している株価を分析して売買時期を見極めることは、投資初心者の方には少々難しいと言えるでしょう。

(2)投資を始めるために必要な費用が高い!

投資信託会社を通さず、自分で株式投資を開始した場合、数万円の初期投資費用が必要になるでしょう。

多くの企業が10万円以上からの投資額が必要になっています。

それぞれの企業によって、投資の最低額が決まっているので、事前にチェックしておきましょう。

(3)銘柄選びに時間がかかる!

株式投資を開始するからには利益を出したいですよね。

しかし、株式投資によって利益を得るためには、購入する株の銘柄を十分に分析することが大切です。

そして、株式投資を開始して、知識が増えるにつれて、購入する銘柄をどれにするかより吟味するようになってしまい、多くの時間を株式投資のために使ってしまう人もいらっしゃいます。

空いた時間の暇つぶしや、インフレ対策、など軽い気持ちで開始した株式投資に多くの時間を費やしてしまう可能性があるでしょう。

(4)キャピタルロス!

株式投資によって利益を得るための方法として、株式価値が上昇した時に売却をすることで売却益を得る、というものがあります。

しかし、株式投資をしていると、株価は上昇するだけでなく下降してしまうこともあります。

株価が値下がりした時に株式を売却してしまうと、結果として損をしてしまう(キャピタルロス)ことになります。

また、売却益を狙って取引を実行した場合であっても、株価が短い時間で大きく変動してしまい、売却損(キャピタルロス)が発生してしまうケースもあるでしょう。

株式投資に限らず、投資をする場合には少なからず損をするリスクがあるのです。

(5)メンタル面の疲労が大きい

株式投資を開始して、株価を気に掛けるようになると、毎日のように自分が所有している株式が上昇しているか下落しているかを気にすることになります。

株価の変動を気にすることだけでなく、マイナスに変動してしまった場合、精神的に影響を受けてしまう可能性があります。

株式投資の4大リスクとは?損をしないための注意点

株式投資に限らず、投資によって利益を出すためには、どのようなリスクがあるかを知って、リスクの回避法や注意点を知っておくことがとても重要です。

株式投資のリスクとその回避法、注意点を知っておきましょう。

株式投資のリスク4つ

①倒産リスク

株式を購入した企業が倒産してしまうリスクがあります。

企業が倒産してしまうと、購入した株式の価値が急落してしまうでしょう。

②株価変動のリスク

株式投資では、所有した株式の価値が上昇した時に売却することで売却益を得て利益を確保します。

しかし、株価は様々な経済変動や社会の動きの影響を受けて常に変動しているので、もちろん株価が下落してしまうリスクがあることも忘れてはいけません。

株価が下落した場合は、株式を売却しても損失が発生してしまうことになります。

③資産をなくすリスク

株式投資によって損失が発生してしまうリスクに出てしまう可能性についてはお伝えしましたが、資産をどれくらい株式投資に使用するかによって、資産をすべて失ってしまうリスクがあります。

④流動性が低いリスク

売却したい株式を所有していても、購入したい人がいない場合株価が上昇していても所有している意味がありません

株式投資では、取引が成立しないリスクがあるのです。

リスクを回避しよう!注意点とは

①分散投資をしよう

すべての資産を一つの銘柄に投資してしまうことは非常に危険です。

一つの銘柄にすべての資産を投資して、企業が倒産してしまった場合、資産をすべて失ってしまうことになりますよね。

株式投資の基本的なリスク回避法として、一つの銘柄だけでなく、複数の銘柄を選択して資産を分散して投資を行うようにしましょう

もちろん、株価が大きく下落しない企業の銘柄を選択して投資をすることが大前提ですが、絶対に株価がさがらないと断言できる銘柄はありません。

まずはいくつかの銘柄に分散して投資をすることをおすすめします。

②大きな金額の投資をしない

株式投資を開始する際、自分の資産のほとんどを投資に使用してしまう人がいます。

しかし、投資を開始する際には、まずは小さな投資額から開始することをおすすめします。

大きな金額を投資して、大きな利益を確保したい、という風に考えてしまいがちですが、初心者の方は得に注意が必要です。

まず少額からの投資を開始して経験を積んでおくことが大切です。

③損切のルールを決めておく

株式投資では、株価が下落して損失が発生してしまうことがあります。

初心者の方に多いのですが、「これからさらに価格が上昇して損失を取り戻すことができるかもしれない」という期待をして株式を手放すタイミングを失い、結果として株価が上昇することはなく損失が大きくなってしまうケースがあります。

株式投資の取引を開始する前に、売買ルールとして損切りルールを決めておきましょう

もしかしたら・・・という気持ちが出てきてしまうこともあるかとは思いますが、自分で設定した損切ルールはきちんと守るようにしてください。

まとめ

まとめ

今回は、株式投資のメリット・デメリットについてご紹介しました、

株式投資に限らず、投資にはメリットとデメリット、リスクがあります。

投資で失敗しないようにするためには、デメリットを知って、リスクを最小限に回避することが大切です。

初めて株式投資を開始する場合、まずは小さな金額から投資を開始して、投資の練習をしてみることをお勧めします。

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