得られる収入を増やす、老後の生活費を確保するためなど、様々な目的で投資を始めているまたは検討している人も多いと思います。

しかし、検討している人の中には、投資が本当に儲かるかどうか疑問を抱いていてなかなか投資を始められずにいる人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、投資が儲かるかどうかについて解説します

投資は絶対儲かる?

投資は絶対儲かる?

「収入を増やしたい」と思っていても、会社から貰える給料は年功序列となっているため、すぐ増えるものではありません。

また、老後も他の収入を確保していない限りは年金収入しかないため、貯蓄に余裕がないと老後に裕福な生活を送ることはほぼ不可能です。

そのため、少しでも収入を増やすため、老後を安心して暮らすために、投資によって収入を増やそうと考えている人は多いと思います。

既に投資を行っている人の中には、投資が本業の収入を大幅に超えて、本業を辞めて投資に専念する人もいます。

しかし、投資に失敗して大切な資産を失ってしまった人もいるため、必ずしも全員が投資で儲かるとは言えません。

では、投資でリスクを抑えながら堅実に儲かることもできないのでしょうか?

投資の方法によって異なる

投資はリスクとリターンが表裏一体です。

例えば、リターンの小さな投資方法を選択すると、リスクも低くなるので儲かる可能性が高くなります。

一方、リターンの大きな投資方法を選択すると、リスクが高くなるので儲かる可能性が低くなります。

それらをしっかり理解して投資方法を選択すれば堅実に儲かることが可能です。

そのため、投資を始める際には、投資の方法ごとに異なるリスクとリターンの関係についてあらかじめ理解しておくことが重要と言えるでしょう。

投資方法ごとの特徴を解説

投資方法ごとの特徴を解説

投資の方法によって儲かるのかどうかが異なると言いましたが、各投資方法には具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

代表的な投資の方法として以下の7つがあります。

  • 銀行預金
  • 株式投資
  • 国債・社債
  • 不動産投資
  • 金投資
  • 投資信託
  • ソーシャルレンディング

それぞれの投資方法の特徴について見ていきましょう。

銀行預金

会社から給料を振り込んでもらう、またお金を手元に残しておくことで盗難や火災などでお金を失うリスクを抑えるために銀行に口座を開設している人は多いと思います。

銀行はお金を預かって管理しているだけではありません。

預かったお金を運用して利益を得ることでそれらを預金者に利息という形で還元しています。

そのため、銀行預金も立派な投資方法の1つです。

銀行預金で得られる利息は低いですが、普通預金や定期預金はペイオフと呼ばれる制度が適用されるため、もし銀行が破綻した場合でも1金融機関あたり1,000万円までの元本と利息が保証されます

そのため、堅実に投資によって儲かることが目的の場合は、無理にリスクの高い投資方法を選ぶのではなく銀行預金を選ぶことをおすすめします

株式投資

株式投資とは、証券取引所に上場されている株式を取引することによって差益を得る投資方法です。

株式は価格変動が大きく、1日に数%の変動が生じるのが一般的です。

中には、10%以上の変動が生じる株式もあります。

そのため、株式投資は大きく儲かることが期待できますが、変動の予想が外れた際は大きな損失を抱える、会社が破綻した際は株式が無価値になる可能性もあるので注意が必要です。

また、株式投資では、株式を取得することで会社から配当や株主優待を受け取ることも可能です。

業績が優れている企業の株式を取得して配当金を受け取ることで、損失が生じるリスクを抑えながら堅実に儲かることも期待できるでしょう。

国債・社債

国債・社債とは、国や会社が発行している債権を取得することで、満期を迎える際に元本に利息を上乗せした分の返還を受け取れる投資方法です。

国債・社債は、国や会社が破綻しない限り、元本割れすることはありません

確実に元本に利息を上乗せした分の返還を受け取ることが可能です。

しかし、株式投資と比較した場合、国債・社債は得られる利益が少ないというデメリットがあります。

そのため、銀行預金の場合と同様、堅実に投資によって儲かることが目的の場合は、国債・社債を選ぶことがおすすめと言えるでしょう。

不動産投資

不動産投資とは、居住用ではなく投資用として不動産を購入し、貸し出すことで家賃収入を得る投資方法です。

不動産投資や金投資は、株式や国債・社債のような金融資産への投資ではなく実物資産への投資であるため、資産価値が0円になるという心配はありません。

そのため、資産価値がなくなることに対して不安を抱いている人におすすめの投資方法と言えます。

不動産投資の場合、入居者がいる間は安定した家賃収入が期待できるため、生活費の足しや老後の私的年金代わりになります。

ある程度の家賃収入が貯まった後は、売却して利益を確定させることもできるため、堅実に儲かることを目的としている人におすすめです。

金投資

金投資とは、実物資産である金を購入して、価格が上昇した際に売却して差益を得るという投資方法です。

不動産投資と同じく、資産価値が0円になる心配がないことが大きなメリットと言えます。

ただし、不動産投資とは大きく異なるのが、保有していることで家賃収入のような継続的な利益が得られないという点です。

価格が変動して初めて利益が生じるという点に注意が必要です。

金価格は安定して上昇を続けており、この20年間では約5倍に上昇しています。

あと20年程度で世界中に埋蔵されている金は全て掘りつくすと言われているため、全てを掘りつくした後は、市場に出回っている金を取得するという入手方法しかなくなります。

そのため、金投資はこれから先も価格上昇が期待できるでしょう。

投資信託

投資信託とは、自ら投資を行うのではなく、資金を資産運用のプロに預けることで代わりに運用してもらう投資方法です。

運用に成功した場合は、投資信託の価値が上がるので売却によって差益を得ることが可能です。

また、利益を分配金として還元している投資信託の場合には、定期的に分配金を受け取ることができます。

投資に関する知識がない初心者で、堅実に儲かることを目的としている人の場合は、プロに任せることでリスクを大きく抑えることが期待できます。

しかし、プロに任せると言っても、必ず投資が成功するとは限りません。

株式投資と同様、元本割れには注意が必要です。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、資金を必要としている企業に資金を提供することで、元本と利息を受け取る投資方法です。

社債に似ていますが、社債の場合は1口が大きいため、投資を始める際のハードルが高いと言えます。

一方、ソーシャルレンディングの場合は1口が小さいため、容易に始めることが可能です。

また、社債とは異なり、貸金業法に該当するのでどの会社に投資しているのかという詳細は把握することができません。

そのため、社債よりもリスクは高くなりますが、少額から投資を始めて堅実に儲かることを目的としている場合にはおすすめの投資方法と言えるでしょう。

まとめ

まとめ

既に投資を行っている人の中には、投資で大きな利益を得たことをきっかけとして、本業を辞めて投資に専念している人もいます。

しかし、投資に失敗して資産を失った人もいるため、投資は必ず儲かるものではないということを忘れてはなりません。

投資で堅実に儲かるためには、それぞれの投資方法がどのようなものなのかをしっかりと把握することが重要です

メリットだけでなくデメリットも理解した上で投資を始めれば、堅実に投資で儲かることができるでしょう。

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