競馬がどんなものか知っている人は多いと思いますが、競馬はパチンコやスロットと同じギャンブルだと考えている人は多いと思います。
しかし、中には競馬やパチンコ・スロットで安定した利益を得ている人もいますが、競馬は投資として成立するのでしょうか?
にそこで今回は、投資競馬がどんなものなのか、投資競馬について分かりやすく解説します。
投資競馬ってどんなもの?
「投資」という言葉を聞くと、銀行預金や投資信託、株式投資、FX、不動産投資などを思い浮かべる人が多いと思います。
一方、競馬やパチンコ、スロットなどは、投資ではなく「ギャンブル」だと考えている人が多いと思います。
投資とギャンブルの大きな違いは、安定した利益が得られるのかどうかです。投資の場合、ある程度の安定した利益が期待できるため、投資で得られた利益だけでも生活することが可能です。
一方、ギャンブルの場合、利益が得られるかは運によっても左右されるため、ギャンブルで得られた利益だけで生活することはほぼ不可能と言えます。
しかし、競馬やパチンコ、スロットといったギャンブルを行っている人の中には、得られた利益だけで生活できている人もいます。
つまり、競馬も極めれば十分投資になると言えるでしょう。
投資競馬で重要な7つのポイント
「何となくあの馬が勝ちそう」「万馬券を狙おう」と言ったように、特に根拠のない馬券の買い方をしている場合には、運に頼った馬券の買い方なのでギャンブルと言えます。
投資競馬は、運に頼るのではなく、根拠に基づいて馬券を買うことによって安定した利益を得ることを目的とします。そのため、投資競馬では以下の7つのポイントを押さえることが重要です。
- 一発逆転を考えない
- 回収率よりも的中率を意識する
- パドックを確認する
- コース・距離・馬場適性を確認する
- オッズを確認する
- ローテーションを確認する
- ジョッキーを確認する
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
一発逆転を考えない
馬券を買っている人の中には、1番人気の馬が崩れて荒れた場合の高配当を期待して馬券を買っている人もいます。
この買い方は、乗っているジョッキーや距離適性に不安があるなど、1番人気の馬が崩れる可能性が高い場合には有効です。
しかし、ただ単に高配当を求めて1番人気の馬を外して馬券を買っているだけの場合には投資競馬ではなくギャンブルです。
1番人気に支持されるということは、それだけ多くの人が馬を勝つと予想して馬券を買っていることを意味しています。
つまり、勝つ可能性の高い馬ということです。
投資競馬では、高配当を意識した馬券の買い方ではなく、1番人気の馬を中心に低配当でも当たる可能性の高い馬券を購入することが重要なポイントと言えます。
回収率よりも的中率を意識する
一発逆転を考えないというポイントを深堀すると、回収率よりも的中率を意識するというポイントにたどり着きます。
競馬は1着を当てる単勝、1~3着のいずれかに入ることを当てる複勝やワイド、1~3着を全て当てる3連単や3連複があります。3連単や3連複は高配当なので、回収率を意識して馬券を買う際はこれらの方法を選ぶのが一般的です。
しかし、1~3着を全て当てるとなると的中率は下がるため、外れる可能性が高くなります。
一方、単勝や複勝、ワイドで高配当は期待できませんが、当たる可能性が3連単や3連複と比べて高くなります。
的中率10%・回収率150%、的中率80%・回収率110%の買い方を比べると、回収率が高い買い方を希望する人が多いと思いますが、的中までに資金が底を尽くと回収できません。
当たって得られたお金は次の購入資金となるため、的中率を高めて確実に回収することが投資競馬では重要なポイントと言えるでしょう。
パドックを確認する
馬券を買うにあたり、競馬新聞やネットなどで情報収集してどの馬券を買うか決めている人もいると思います。
しかし、競馬新聞やネットなどで得た情報は、当日の情報ではなく事前に入手された情報であるため、当日に馬の状態が大きく変わっている可能性があるので注意が必要です。
生き物である以上はその日の状態が大きくレースに影響を及ぼす可能性が高いため、競馬新聞やネットなどで得た情報だけでなく、パドックを通して当日の様子を確認することが重要です。
例えば、パドックで入れ込んでいる、発汗が目立つ、毛並みが悪い馬などは、たとえ人気を集めていても本調子ではなく、レースで本領を発揮できない可能性があります。
パドックの結果によって馬券の内容が大きく変更することも多いため、投資競馬では必ずパドックをチェックしましょう。
コース・距離・馬場適性を確認する
馬によって得意なコース、距離、馬場状態は大きく異なります。
例えば、これまで短距離が主戦場だった馬が、いきなり中距離に挑戦しても実績がないのでリスクが高いと言えます。
もちろん、適応して勝つ可能性もありますが、着外になる可能性が高いので注意が必要です。
また、近走の実績が良くない馬でも、過去の同レースで好走した、そのコースだけ好走する馬の場合には再度好走する可能性があります。
道悪を得意とする馬もいれば、良馬場でしか走れない馬もいるなど、馬によって得意とする条件は異なります。
それらを考慮しつつ馬券を購入することも投資競馬では重要と言えるでしょう。
オッズを確認する
必ずオッズ通りの着順になるわけではありません。
しかし、オッズはどの馬を中心に馬券を購入すればいいかが簡単に分かる指標と言えます。
例えば、単勝の1~3番人気と複勝の1~3番人気の馬が異なっているケースがあります。
このようなケースでは、1~3番人気のいずれかの馬またはジョッキーを応援する人が多く、実際の馬の能力がオッズに反映されていません。
単勝と複勝、ワイド、馬連、馬単など、複数のオッズを見比べれば、本命視されている馬がどの馬なのかが分かりやすくなります。単に人気に合わせた馬券を購入するのではなく、これらを踏まえながら馬券を購入すればより的中率を高く保てるでしょう。
ローテーションを確認する
馬によって得意とするローテーションは異なります。
例えば、休み明けは調子が狂って全く走らない馬もいれば、普段は全く走らない馬でも休み明けだけリフレッシュして好走する馬もいます。
また、レース間隔が空いた方が良い馬もいれば、間隔を詰めてレースに使った方が好走する馬もいるなど様々です。
さらに、馬ごとに目標としているレースが異なります。
今回のレースをたたき台にして次の大レースを目標としている馬と今回のレースを目標としている馬は、本番の調子に大きな差が生じます。あらかじめその馬の得意とするローテンションを確認する、目標を確認しておけば、過剰な人気馬を排除できるため、より的中率を高めることができるでしょう。
ジョッキーを確認する
競馬は馬の能力も重要ですが、ジョッキーの腕に結果が左右されることもあるため、どんなジョッキーが乗っているのかを確認することが重要です。
期待されている馬と期待されていない馬を比較した場合、期待されている馬に勝率の高いジョッキーが乗るのが一般的です。
そのため、馬の能力が甲乙つけがたい場合にはジョッキーを確認してから購入する馬券を考えることもポイントの1つと言えます。
投資競馬では、とにかく的中させることが重要です。
上記7つのポイントを多く備えている条件の馬券を購入すれば、安定した利益が期待できるでしょう。
まとめ
競馬はただ何となく馬券を購入するだけだとただのギャンブルですが、しっかり極めれば投資になると言えます。
投資競馬とギャンブル競馬の違いは、回収率にこだわるのではなく的中率にこだわることです。この記事で触れた7つのポイントをしっかりと押さえながら馬券を購入すれば、投資競馬に1歩近づけるでしょう。