「ミニマリスト」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
ミニマリストとは、必要最低限の持ち物だけで丁寧な暮らしを実践する人のことを指します。
ミニマリストを目指していれば、自然とお金を使わない生活を送ることができますが、実際どのようにしてミニマリストを目指せばいいのでしょうか?
そこで今回は、お金を使わない生活を送るにあたって、ミニマリストを目指す方法について解説します。
お金を使わない生活とは?
老後の収入は、特に何も備えていない限りは年金収入しかありません。
収入が安定している現役時代と同様の生活を送っていると支出が膨らんでしまい、年金生活では足りなくなる可能性も。
また、欲しいものがあるにもかかわらず、なかなかお金が貯まらない人も多いと思います。
そこでおすすめするのが、お金を使わない生活を送るという方法です。
お金を使わない生活を送る習慣を身に付ければ、老後に収入が少なくなってもその範囲でやりくりしやすくなります。また、支出を減らせるため、欲しいものを買うお金を効率良く貯めることも可能です。
しかし、お金を使わない生活を送ると言っても、具体的にどうすればいいか分からない人も多いと思います。
お金を使わない生活を送る方法について詳しく見ていきましょう。
ミニマリストを目指す方法
必要最低限の持ち物だけでなるべくお金を使わない生活を送る人のことをミニマリストと呼びます。
ミニマリストを目指すにはどうすればいいのでしょうか?
ミニマリストを目指す方法は以下の7つです。
- ものをすぐに買わない
- 必要最低限のものだけを買う
- 整理整頓を心掛ける
- 貯金を優先して残りを使う
- 家電製品を必要最低限にする
- ノーマネーデーを作る
- DIYを始める
それぞれの方法について解説します。
ものをすぐに買わない
セールの商品を見つけた、使っていたものが壊れた場合には、「買わなきゃ」という考えに至る人が多いと思いますが、まずはものをすぐに買わないようにすることが重要です。
セールの商品を見つけた場合には、本当にその商品が欲しかったもので、それが安くなっているのかどうかを冷静に判断します。
使っていたものが壊れた場合には、本当にその商品が必要なのか、ただ家の中にあったから使っていたものではないかどうかを冷静に判断します。
セールの情報やものが壊れた場合は冷静な判断ができなくなり、衝動買いして後悔しがちです。冷静になって考えるようにすれば無駄な支出を減らせるため、お金を使わない生活を送れるようになるでしょう。
必要最低限のものだけを買う
買い物に行くと、つい色々なものを買ってしまう人も多いと思います。
そのような場合には、財布の中身を減らしておいて、必要最低限のものだけを買うようにすればお金を使わない生活を送ることができます。
例えば、買い物に行くときの財布を小さな財布に変えることも方法の1つです。
そうすれば最低限のお金しか入らないため、自然と支出を減らせるようになります。
急にミニマリストを目指そうとして、それがストレスになっては意味がありません。
いかに継続できるかが重要であるため、小さな取り組みを重ねていくことがポイントと言えるでしょう。
整理整頓を心掛ける
整理整頓とお金を使わない生活がどのように関係しているのか気になった人も多いのではないでしょうか?
整理整頓が行き届いていないと、同じものが家の中にあっても気づかないため、同じものを何度も購入して無駄な支出が増える原因になります。整理整頓が行き届いていれば、不足しているものが何なのかが明確になります。
そのため、無駄な支出を減らすことにも大きく役立つため、お金を使わない生活により近づくことができるでしょう。
貯金を優先して残りを使う
お金を貯めることが苦手な人の共通点に、収入から支出を引いた残りを貯金しようとする傾向が挙げられます。
この方法では、支出に貯金額が左右されるため、計画的にお金を貯めることができません。
また、「収入から支出を引いた残りが0にならない限り問題ない」と、無駄な支出が増える原因にもなります。
お金を貯めることを優先したい場合は、収入から支出を引いた残りを貯金するのではなく、貯金を優先して残った分を使うようにすることが重要です。そうすることで、使えるお金が限られてくるため、無駄遣いを減らすことによって計画的にお金を貯められるようになるでしょう。
家電製品を必要最低限にする
数多くの家電製品が世の中には売り出されており、便利なものが以前よりも増えています。
ブランドものではない家電製品は値段も安く、手軽に購入できるようになっています。
そのため、掃除機があるにもかかわらず、ルンバといったロボット掃除機や持っている人、エアコンがあるにもかかわらず、ヒーターを持っている人も多いのではないでしょうか?
しかし、これらの家電製品はあると便利と言えますが、同じ機能を備えているものであれば1台あれば十分です。
使わないにもかかわらず、購入しても無駄な支出が増えるだけで、バッテリーのチャージや待機電力といった無駄な電気代も増えてしまいます。「使わない家電のコンセントを抜くだけでも、1ヶ月分の電気代を節約できる」と言われていることを考えると、無駄な家電製品を減らして最低限に抑えるということもお金を使わない生活をする上で重要と言えるでしょう。
ノーマネーデーを作る
お酒をよく飲む人は肝臓の状態が悪くなるため、「休肝日」というお酒を飲まないで肝臓を休める日を設ける人もいます。
それと同様に、お金の支出が抑えられずに悩んでいる人には、ノーマネーデーというお金を使わない日を設けることをおすすめします。
ノーマネーデーは、スーパーやコンビニなどで買い物をしません。
家にあるものだけで生活します。
そうすることによって、家にある食材の賞味期限が切れたといった理由で廃棄することも減らすことが可能です。
冷蔵庫の中にどのようなものがあるのか、食料庫にどのようなものがあるのかを知る良い機会にもなるため、ノーマネーデーを設けることはお金を使わない生活を送る上で重要と言えるでしょう。DIYを始める
ものを購入するとどうしてもお金がかかります。
例えば、整理整頓をする際には棚があるととても便利ですが、棚と言っても安いものではありません。
そこでおすすめするのがDIYを始めるという方法です。
DIYとは、「Do it yourself」の略称で、自分でできることは自分でするという意味です。
材料を買ってきて自分で棚を作成すれば、費用を大幅に抑えることができます。
大量生産されているものの中には、自分で作るとかえって高くなってしまうものも。しかし、ほとんどの商品は自分で作った方が安く抑えることが可能です。
また、販売されているものは形やサイズが決まっているため、商品に合わせて使わなくてはなりません。
しかし、DIYであれば、形やサイズも自由に決められるため、より生活の質を向上させることにもつながるでしょう。
まとめ
老後の支出を少しでも減らすために、少しでもお金を貯めるために、お金を使わない生活を送ろうとしている人も多いと思います。
最低限の持ち物だけで生活を送る人のことをミニマリストと呼びますが、ミニマリストに急になろうと思ってもストレスが溜まるだけなので注意が必要です。
ものをすぐに買わない・必要最低限のものだけを買う・整理整頓を心掛けるなど、少しでも継続しやすいことから少しずつ始めることが重要です。そうすることで、自然と支出を抑えることができるようになるため、お金を使わない生活を送れるようになるでしょう。