銀行にお金を預けていても、0.001%しか利息が付かない状況であれば、資産運用を行って少しでもお金を増やしたいと思っている人も多いと思います。
しかし、リスクが怖いので、確実にお金が増える方法がないか気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、リスクを抑えながら確実にお金を増やす方法があるのかどうか、どんな運用方法なのかについてお伝えします。
確実にお金を増やすための要素は2つ
「お金を増やすのに運用以外の方法があるの?」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか?
確実にお金を増やすには2つの要素があります。
まず1つ目は入ってくる収入を増やすという運用、もう1つは出ていく支出を減らす支出削減です。
リスクの低い運用を選択して増やす
資産運用の方法には、株式投資や仮想通貨投資、不動産投資など、様々な種類がありますが、それぞれの運用方法を比べてみると、自己資金、利益率、リスクが異なっています。
確実にお金を増やすには「手軽に始められる資金」「利益率が高い」「リスクが低い」ことが求められると言えます。
しかし、「資金が少ない=利益率が低い」「利益率が高い=リスクが高い」といったように、これらの要素は相反するものであるため、運用方法を厳選することが確実にお金を増やす上で重要と言えるでしょう。
無駄な支出を減らして貯蓄を増やす
無駄な支出を減らす方法には、どのようなものがあるでしょうか?
例えば、買い物をする際、ビニール袋を購入せずに、エコバックを所有するというのも1つの方法と言えます。
また、外食を減らすなども1つの方法と言えるでしょう。
無駄な支出を減らす方法として効果が高いのは、一時的にではなく、継続して支出を減らすことが期待できるものです。また、支出を抑えるために無理な生活を強いられてしまうと、ストレスが溜まって逆に食べる量が増えてしまって支出が増えるなどの原因になる場合があるので、無理のない範囲でうまく支出を抑えることもポイントと言えるでしょう。
リスクの低い運用方法3選
資産運用のリスクを低く抑えるには、元本割れにならないようにすることが重要です。
では、どうすれば元本割れしないようになるのでしょうか?
運用方法は、インカムゲインを得ることを目的とするもの、キャピタルゲインを得ることを目的とするものの大きく2つに分けられます。
インカムゲインは、株式投資の配当のように確実に利益を得られるものの利益率が低く、キャピタルゲインは、株式投資の売買のように不確実ではあるものの利益率が高いというものです。
資産運用の利益を低く抑えるには、インカムゲインを得ることを目的とするものを基準にするのが一般的です。
主なインカムゲインを目的とするものは以下の3つです。
- 投資信託
- ソーシャルレンディング
- 外貨預金
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
投資信託
投資信託と一口に言っても、外国株式をメインとするもの、国内株式をメインとするもの、新興国株式をメインとするものなど様々です。
外国株式を含んだもの、さらには新興国株式を含んだ投資信託の利回りの方が国内株式を多く含んだものよりも利益率が高いもののリスクも高くなります。
しかし、投資信託の運用商品は多岐にわたり、中には元本保証されているにも関わらず高い利益率を誇っているものもあります。
ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングという言葉をご存知でしょうか?
例えば、事業を行うにあたって資金が必要であるものの、金融機関から融資を受けた場合には金利が高くなるため、個人や企業からお金を集めて、配当のように利息を渡すというものです。
ソーシャルレンディングは様々な種類があり、上記のように個人や企業から集めたお金で不動産を購入して、配当のように家賃収入を分配するというものもあります。
企業に融資する際は、貸し倒れが生じるリスクがあるほか、不動産に投資する際は、うまく入居者が集まらない可能性があります。外貨預金
外貨預金と一口に言っても、外貨の種類は多岐にわたります。
例えば、先進国の通貨は価格変動が安定しているものの利息が低いのが特徴です。
新興国の通貨は価格変動が不安定であるものの利息が高いのが特徴です。
新興国の通貨は、価格変動が不安定であるためリスクが高いという特徴がありますが、為替相場が低いタイミングで購入して保有していることで高い利息を得ることが期待できます。
支出を減らす方法2選
仮に毎日買い物するとして、買い物袋を5円で購入するのをエコバックに変えたとすると、1年でどれだけ節約できるでしょうか?
5円×365日で1,825円節約できることになります。
微々たる金額ではあるものの、続けることが大事と言えるでしょう。
大きな節約につながる支出を減らす方法には以下の2つがあります。
- 銀行口座を分ける
- クレジットカードを厳選する
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
銀行口座を分ける
「銀行口座を増やすと管理が大変」と思う人もいるかもしれませんが、給与が入ってくる、固定費を支払う、貯蓄をするという3つを1つの口座で管理することになるため、曖昧になりがちです。
給与振込口座、貯蓄用口座、固定費などの支払い口座を3つに分けることによって、いくら給与が振り込まれているのか、いくら貯蓄があるのか、いくら使っているのかが明確になります。まずは、実態をしっかりと把握することが確実にお金を増やしていくための近道と言えるでしょう。
クレジットカードを厳選する
「クレジットカードを持たない!」と決めている人は問題ありませんが、複数枚のカードを持っている人は注意が必要です。
クレジットカードを厳選するというのは、何枚も契約することをすすめるということではありません。
複数枚持っている場合には、1枚に厳選するということです。クレジットカードの中には、年会費が必要になるものもあるため、複数枚持っているだけで年間〇万円無駄に支出している場合があります。
また、複数枚持っていると、どこでいくら使ったのかが曖昧になるため、1枚に絞って明細書を家計簿代わりとして使うなど、うまくカードを利用することもお金を増やすための方法と言えるでしょう。
まとめ
「お金を増やすには資産運用しかない!」と思っている人も多いかもしれませんが、運用はリスクを伴うため最終手段として行うべきものと言えます。
自分の身の回りに無駄がないかをしっかりと把握し、無駄をなくして支出を抑えることは全くリスクを伴わないため、まずはそこから始めることが重要です。
ある程度の支出を抑えることができた後は、運用を行っていきますが、元本が割れないこと、安定した利益を継続して得られることなどを考慮しながらリスクの低い運用方法を選ぶと確実にお金が増えていくようになるでしょう。